水都・大垣のデータセンターには、ちょっと意外な設備があるらしい
「日本一社員が幸せな会社」として知られる、未来工業。そのグループ会社に、インターネットサービスプロバイダー、レンタルサーバー・データセンター事業を手掛ける、「ミライコミュニケーションネットワーク(以下ミライネット)」というIT企業があるのをご存じだろうか。このミライネットが2015年8月にオープンする新しいデータセンター(以下「MiraiDC2」)に、エンジニアが泣いて(?)喜ぶ施設があると耳にして、訪ねてみることにした。
ミライネットがあるのは、岐阜県大垣市。「大垣夜行」「ムーンライトながら」の終着駅・大垣駅もあり、「青春18きっぷ」で首都圏から関西方面に旅行したことがある人にとっては非常になじみ深い。東京と大阪の中間地点で、交通の要所でもあるこの地には、岐阜県が整備を進めるIT産業団地「ソフトピアジャパン」があり、東京と大阪の光ファイバーの結節点にもなっている。郊外型のデータセンター事業にはうってつけの立地なのである。
目指すデータセンターには、大垣駅からタクシーで10分ほどで到着。
外観はモノトーンで塗り分けられたシックなデザイン。ガラスと木材をあしらったエントランスがスロープになっており、データセンターというより美術館や博物館を思わせる。