なぜか売り上げNo.1! 長野県民がかっぱ寿司の「サラダ軍艦」大好きな理由とは?
「サラダ軍艦」が長野県民に愛される理由とは?
長野県民を対象に番組が実施したアンケートによると、115人のうち65人が好きな寿司ネタに「サラダ」を挙げたという。
番組では、長野県内のかっぱ寿司で食事をしているお客の「サラダ軍艦」愛を直撃取材する場面も放送。番組スタッフが「『かっぱ寿司』といえばなんでしょう?」と質問すると、どのお客も「サラダです」「やっぱりサラダでしょ」などと答えていた。なかには、「サラダ軍艦」だけを注文してテイクアウトするお客も。
また、長野県内の店舗では、お祭りや年末などの繁忙期には「サラダ軍艦」だけを詰めたお持ち帰りセットを販売するそうだ。一部の店舗では1日に100セット近くも売れるそうで、いくら作っても追いつかない状況のときもあるらしい。
しかし、いったいなぜ長野県民はここまで「サラダ軍艦」を愛するのだろうか。番組では、県民性と歴史、2つの側面からその理由を導き出していた。
「海なし県」である長野県は、70年代に至るまで流通経路の整備が不十分で、新鮮な生魚が手に入り辛い状況だった。そのため、長野県民は「あまり生魚を食べる習慣がない」のだという。総務省家計調査のデータを見ても、長野県はアジやなど魚の消費量が全体的に少ないのだという。番組では、そういった県民性が人気の1つだと分析している。
調べてみると、かっぱ寿司の1号店は長野県にオープンしたそうだ。さらに84年に「サラダ軍艦」がデビューした際に、「かっぱ寿司」は大々的にキャンペーンを打ったという。こうした歴史も影響しているのかもしれない。