東京と大阪の「京橋」比べたら...? 2勝1敗1分けで大阪の勝ち!
名物施設で濃いのはどっち?
ここまで3番勝負は全くの五分。最後に町の名物施設で決着をつけよう。
東京の京橋はエスタブリッシュな雰囲気の施設が集結している。日本有数の西洋美術コレクションを有するブリヂストン美術館(長期休館中)や、ドライビングシミュレータのある警察博物館など。お勧めは東京国立近代美術館フィルムセンター京橋本館だ。レアな作品を中心に週6日上映している。例えば、ロマンポルノの怪作「大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート」(1975年、日活)は7月23日に公開される。入場料は上演が一般520円。
一方の大阪にも強烈なランドマークが存在する。
京阪電車京橋駅は1960年代、線路の付け替えと高架化が行われた。地上線の跡地に建てられたのが「グランシャトー」だ。サウナやカラオケ、パチンコ店などが入居するレジャービルで、奇抜な外観とテレビCMは多くの関西人の知るところだ。
グランシャトー(YouTubeより)
京橋グランシャトーのテレビコマーシャル(1996年)(YouTubeより)
個性の強すぎるキャラが登場するCMと、女子アナウンサーが淡々としゃべる天気予報とのギャップがすごい......。流れていたのはサンテレビの深夜枠らしいが。
YouTubeのコメント欄には、「大阪環状線の全駅に発車メロディーが出来て話題になってますが、 京橋駅をグランシャトーの歌にしてほしかったなあ」という意見まであった。
洗脳された人の数でいえば、京橋グランシャトーが圧倒している。ランドマーク勝負は、大阪が東京をノックダウンした。
以上、「橋梁と地名」「駅の乗降人員数」「地価と駅周辺の繁栄度」「名物施設」で比較した。
2勝1敗1分けで、大阪市の京橋を勝ちとしたい。