名古屋城の堀に巨大怪魚出没! ワニそっくりでかなり怖い...
2015.07.12 07:19
一番大きな問題とは
本来ならいないはずの外来種がいることで何が問題になるかを、なごや生物多様性センターの寺本匡寛さんにお聞きしました。
寺本さんによれば、在来種の捕食が一番の影響とのこと。名古屋城の外堀には絶滅に瀕しているようなオニバスやナマズなど、貴重な生物の生息が確認されています。
特にアリゲーターガーは魚などを主食とするいわば肉食であることから、3年ほど前から捕獲を試みてきましたが成功せず。
今回の定置網の中からはカルムチー(ライギョ)・ミシシッピアカミミガメ・ブルーギルなどの外来種を捕獲することができましたが、アリゲーターガーは捕獲することはできませんでした。
引き続き定置網の設置場所や、方法などを再考して捕獲に挑戦するとのことでした。
今回外来種とともに定置網にかかってしまったすっぽんや、イシガメなどの在来種には、あちこち食べられたり襲われた形跡のあるカメ達が多くいました。早く捕獲されることはもちろん、ペットは最後まで責任を持って飼いたいものですね。(ライター:神谷祐美)