岐阜県ではなんで「チューペット」を「カンカン棒」って呼ぶの?
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2015年7月1日放送の全力リサーチのコーナーで夏の定番おやつの呼び方を調査していました。
地域差はあるのか?
凍らせて半分に折って食べる夏の定番おやつ、あなたは何と呼んでいますか?
名古屋一東海地方の皆さんが集まる(?)場所、ナゴヤドームで全力リサーチしました。
もっとも多かったのは32%の方が答えた「チューペット」、大阪の前田産業の登録商標で、東海3県と関東・関西でCM放送されていたため、知名度抜群。
しかし1975年に誕生したチューペットですが、実は2009年に製造中止。現在の前田産業の主力商品は業務用小麦粉とのことです。
2番目に多かったのは19%で、国民的ヒーローマンガ「キン肉マン」にも掲載された「チュウチュウ(チューチュー)」でした。
「カンカン棒」って何?
3位以下は「ポッキン」13%・「棒ジュース」11%、5位となった「カンカン棒」は、番組作成の分布図では岐阜県の一部にやたらと集中。
そこで岐阜大学教育学部の山田敏弘教授に、「カンカン棒」について伺いました。
山田教授によれば、岐阜の方言で「カンカン」は「硬い」という意味で、「硬いさま」を「カンカンだ」と言うとのこと。
やはり東海3県の中だけでも、地域差は出ました。名古屋育ちの娘さんは「チューペット」、お母さんは「チューペット」のCM放送がない静岡県出身のため、親子でも地域差のある家庭も発見。
ちなみに正式名称は「ポリエチレン詰 清涼飲料水」、通称ポリドリンクと言うのが正解だそうです。今更呼べませんが......(笑)(ライター:神谷祐美)