セーブオン進出で埼玉の「群馬化」が進んでいる
埼玉で売っていた、たい焼き風ぐんまちゃん
越生上野店を訪れたのは17時過ぎくらい。威勢のいい人たちが続々と駐車場に車を停めて来店している。男性の割合が高いがヤンキー風の女性もいた。
店内を入って目を惹いたのがカウンターまわり。和洋菓子、コーヒー、タバコなどがずらり陳列されている。
たい焼きや揚げもちのりなど、おやつ系ファーストフード(FF)はワンコイン(100円)でお釣りがくる値段設定となっている。客も手を出しやすいのだろう。品切れの商品が多かった。
昨年のゆるキャラグランプリ1位に輝いた、ぐんまちゃんのたい焼きもあった。値段は税込み98円。2個買って食べることにした。
ぐんまちゃんをガブリとかじるのは忍びなかったが、中に詰まっていた小倉餡(あん)は滑らかで甘かった。常温保存されていて、少しだけ熱い。車で来店したファミリー客がおやつ系FFを食べる場合、通常の今川焼やたい焼きだと子供にとっては量が多すぎるケースが考えられる、その点で「おやつのぐんまちゃん」はちょうどいい量だと思った。
店内撮影も気軽に許可してくれた、愛想のいい店員に「東京から来たのですが、セーブオンをはじめて利用しました」と尋ねると、彼は別の店も進めてくれた。
「ウチの店は旧タイプなんですよ。近所に新タイプのセーブオンもあって、客はそちらに流れる傾向がありますね。時間があったら立ち寄ってみてはいかがですか。内装もオシャレでいい雰囲気ですよ」