エセ関西弁をネイティブに見破られないコツは?→「接続詞を省く」「さん・ちゃんをつける」そして...
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年6月24日放送で、「エセ関西弁」について取り上げていました。
関西人は笑いに厳しいと言われますが、それ以上に違うとイラッとしてしまうのが、関西人以外が使う"エセ関西弁"です。関西弁を第一言語とする皆様は、エセ関西弁にイラッとしてしまいがちだと思いますが、それはしゃーない......というもの、関西弁は実は英語並みに理解するのが難しいというんです!
ドラマなどで関西弁指導を行う一木美貴子さんによると、「録音した関西弁を聞いてもらったり、台本を添削したりしますが、関西弁はみなさん苦労されます」とのこと。
たとえば、関西弁は語尾に「~ねん」を付けますが、標準語で「あした北海道に行く」を関西弁で表現すると「あした北海道に行くねん」となります。ですが過去形の「きのう北海道に行った」を関西弁にすると「きのう北海道に行ったねん」ではなく、「きのう北海道に行ってん」に変わるのです。
この変化形は英語並みに難しくて理解しづらいものだというのです。
脱・エセ関西弁!関西弁をうまく話すコツとは
では、関西弁をうまく話すコツはなんなのでしょう?
関西弁指導を行う一木美貴子さんによると、関西弁の特徴のひとつめは「接続詞を省く」ことだそうです。「学校へ行こう」は「ガッコ行こ」に、「目がかゆい」は「目ぇかゆい」になります。
ふたつめは、「小さい"っ"を入れる」こと。「あそこ」は「あっこ」、「一番」は「いっちゃん」になります。
みっつめは「"ちゃん"や"さん"をつける」こと。「あめちゃん」「おかゆさん」「おあげさん」といったように、物を"ちゃん"や"さん"付けにして人に見立てるのは、物を大事にする関西人の気質の表れだそうです。
このような点に気を付ければ、"脱・エセ関西弁"ももうすぐですね!(ライター:ツカダ)