西武鉄道の「黄色い6000系電車」、早くも鉄道ファンから人気
西武の電車といえばやっぱり黄色でしょ!
そんな西武鉄道の車両カラーは、1969年の秩父線開通に合わせて登場した101系以降、黄色が主流だった。
西武鉄道の歴史を知る沿線住民の中は「ウ○コ車両」と心ない呼び方をする者もいるが、国鉄からの中古が多かった西武鉄道にとって101系は初の高性能車。それ以来西武は車両の高性能化を急ピッチで進め、主要路線の冷房化100%をいち早く実現している。黄色はボロい西武のイメージを一新するカラーだったのだ。
西武池袋線は現在、東京メトロ有楽町線と副都心線方面に乗り入れている。ところが地下鉄の相互直通運転車として導入された6000系はグレーまたはシルバーで、アクセントカラーにブルーを採用した。アルミ車両が主流となった今、西武の新型車両が黄色く塗装されることはなくなった。
このまま黄色い電車は姿を消していくのか――。誰もがそう思っていた矢先、2015年4月18日に「黄色い6000系電車」がデビューした。池袋線車両所小手指車両基地で黄色にラッピングされた車両は、来年3月まで運行される予定。
運行初日は14時15分池袋発快速急行所沢行き臨時電車として運行された。日によって運転時間は異なるが、池袋線だけでなく東京メトロ有楽町線・副都心線、東急東横線、みなとみらい線にも乗り入れる。