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男のロマンがここに...新宿区牛込の銘菓「おっぱいちゃん」を食す

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.03.17 16:33
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老舗が開発した和菓子の正体

船橋家の和菓子「おっぱいちゃん」(写真は全て編集部撮影)

船橋家の和菓子「おっぱいちゃん」(写真は全て編集部撮影)

目当ての和菓子処「船橋家」は、牛込中央通りに店を構える。

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JR市ヶ谷駅から外堀通りを西に進み、ソニーミュージックの前を通り過ぎて、ガストのある交差点を左に曲がる。ここから西北に延びる坂道が牛込中央通りだ。東京メトロ市ヶ谷駅5番出口、または都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅を利用してもいいだろう。

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道なりに真っすぐ歩いて約600メートル。左前方に、手書きの道徳的格言をガラス越しに掲示する店が見える。これが船橋家だ。

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店の正面に進む。右上の貼り紙に目がとまった。赤文字の「命の源」「永遠のあこがれ」に続いて書かれている「おっぱいちゃん 180」。どう見ても男目線なキャッチだ。

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棚の上に視線を移す。おっぱいちゃんが透明のケースに入っている。きれいなピンク色をした乳首(ほかに書きようがない)がまぶしい。

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店頭には誰もいない。呼び鈴を鳴らすボタンが置いてあった。

初来店なら若干身構えする人もいるだろう。「どんな店主が出てくるんだろう......。説教臭くて、かつエロい親父だったら嫌だな」。小学生の頃のピンポンダッシュ以来、久々に姑息なことをする覚悟はできていた。

恐る恐るボタンを押す。すると店の奥から「は~い♪」と年配の女性の声が。出てきたのは、笑顔を絶やさない白髪の女性。喋り方も丁寧で、きちんとした教育を受けた江戸っ子の末裔という雰囲気だ。実際、船橋家は創業100年以上の歴史を有する。堂々の老舗だ。

陳列棚を眺める。定番の草餅、さくら餅なども置いてあるが、どうしてもユニーク和菓子に目が行ってしまう。どら焼きの形をした「インドラ」「カボチャクリーム」、季節限定の「ホワイトモンブラン」などなど。歴史に甘んじることのないチャレンジ精神にしびれる。

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悩んだ挙句、おっぱいちゃん、インドラ、豆大福を2個ずつ購入した。

店の両サイドに目をやると、阪急ブレーブスが優勝した時の新聞のコピーや、上田利治監督のサイン入り写真が飾られていた。彼女は「私、ファイターズの大ファンなんです」と嬉しそうに言った。ええで!

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賞味期限について尋ねると、次のようにアドバイスしてくれた。

「豆大福は今日中に召し上がってください。おっぱいちゃんは3日くらい。インドラは賞味期限がラベルに書いてあります」

豆大福は一つにして、その代わりホワイトモンブランにしても良かったかな――。少々後悔しつつ、自宅に持ち帰って試食した。

おっぱいちゃんはデリケート
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