カキの身が「緑色」! 幻の食材「グリーンオイスター」が新宿で食べられるぞ
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年3月6日放送の「特集」のコーナーで、今の時期にしか味わえないという幻のカキを紹介していました。
生産量全国一位を誇る、広島の冬の味覚カキ。広島と東京の食文化の交流を目的に、現在新宿で「広島春牡蠣フェスタ」が開催されています。
毎日広島から直送されてくるカキは、およそ6000個です。新鮮なカキに、来場者は皆舌鼓を打っています。その中に1日1000個入荷する珍しいカキがありました。それが、広島県産カキ「グリーンオイスター」。日本では、大崎上島町で唯一生産されている、幻と呼ばれるカキです。
特徴は、その身がうっすら緑色を帯びていること。
幻「グリーンオイスター」大崎上島で驚きの生産法!
「グリーンオイスター」は、大崎上島でカキを生産している鈴木隆さんが偶然発見しました。江戸時代に塩田として利用されていた場所を、養殖池に利用して作られています。
カキが緑色になる理由について鈴木さんは、池に生息する植物プランクトンをカキが食べる為と推測しています。
通常カキの生産は、筏を使い海につるしていますが、「グリーンオイスター」はプラスチック製のカゴに入れて生産しています。この方法だと、カゴの中で自然に育てることができるので、殻まで綺麗になるのだそうです。
グリーンオイスターは元々、フランスで珍重されてきたもの。「ファームスズキ」では、海で育てたカキを、養殖池で約1カ月間かけて熟成させるという本場と同じ方法で、年間約10万個のカキを養殖しています。
カキは年中生産していますが、「グリーンオイスター」は1月から4月ごろまでしか味わうことができません。加熱調理してしまうと、甘みや旨みが無くなるので、生で食べるのがおすすめとのこと。
鈴木さんは、この広島産「グリーンオイスター」を世界ブランドにして、その美味しさを世界に広めようと、今、様々な挑戦を続けています。(ライター:haruhana)