消えたはずの「2000円札」、半数近くが「よく見る」と答えた県があった!
それでも2000円普及に努める沖縄県
かつて沖縄県内には「二千円札流通促進委員会」というボランティア団体があった。(1)県民として、(2)2000円札を、(3)3枚ずつ持ちましょう!という「1・2・3運動」を展開していたのだが、2011年3月31日に解散してしまった。
活動の精神は県民に定着したようで、支払いに2000円札を使うケースは右肩上がりに増えている。県内のATMの約9割が2000円札の入出金に対応していることも大きい。
古くなったお札は日本銀行が回収して廃棄する。1万円札だと4~5年、1000円札や5000円札だと1~2年程度だ。2000円札も流通している限りは新しいお札と交換する必要があるが、2003年に製造されたのを最後に発行はストップしたまま。実は日本銀行の金庫には大量のストックがあり、当面はそれで足りるからと見られる。
2000円札流通促進の輪が全国に広がり、製造が再開される日はくるのだろうか。