見た目はショートケーキ、中身は「肉」!衝撃的すぎる「ケーキやきとり」がヤバい
あと15日でクリスマスイブ。2014年は例年にないバター不足で、菓子メーカーやケーキ屋が悲鳴を上げていると報じられているが、何はなくともケーキは欠かせないという人は多い。
今年はちょっと変わったケーキを食してみてはいかがだろう。ご当地やきとりのテーマパーク「全や連総本店東京」では、ショートケーキにそっくりの「ケーキやきとり」を12月25日まで販売している。
外観はスイーツそのものだが肝心の味はいったい――。謎を解明すべく、店のある千代田区大手町へ筆者は向かった。
1日8ホール限定のレア"ケーキ"
実はこの「ケーキやきとり」、見た目はケーキだが中身は「肉」。
"ホールケーキ"は直径約15センチ、高さ10センチ。スポンジ部分にはブランド豚「彩の国黒豚」100%のつくね約1キロ(通常の16本分)を使用している。
1日8ホール(64カット)限定で、店内のみの販売だ。発売開始時刻は平日が11時30分、土日祝が12時。
筆者が店に着いたのは日曜の14時頃。東京メトロ大手町駅直結というアクセスの良さもあり席の3~4割が埋まっていた。売り切れていないか一抹の不安があったが、無事にオーダーできた。
店員にケーキやきとりを食べに来たと告げると、奥の方の席を案内される。ケーキのほかにキリンビールの「一番搾り スタウト」を頼んだ。
見た目とは裏腹な重量感にビックリ
市販のショートケーキはスポンジが淡い黄色をしているが、店員が運んできたケーキやきとりのそれは少し焦がしたような色味をしている。
サイズは普通のショートケーキとほぼ一緒。ところがスポンジ部分の密度は段違いで、同体積のつくねより重量感がありそう。
フォークを入れてカットするとき、豚肉のすり身がぎっしり詰まっているのが伝わってくる。ケーキやきとりが低温なこともあるのだろうが、ハンバーグよりも固く感じたほどだ。
本物同様、ケーキの表面は真っ白くコーティングされている。なめらかな口当たりだが塩っ気があり、生クリームでないのは口に含んだ瞬間に分かった。しかしその正体はすぐに解けなかった。
笑顔のさわやかな男性店員に尋ねると、マッシュポテトと教えてくれた。
イチゴは本物です
クリームとスポンジ部分を巧みに似せたケーキやきとり。しかし、底がスライスされたイチゴは本物で、スイーツ菓子の面影を見た。
つくねはジューシーで甘辛、黒ビールとの相性は抜群だ。お通しのキャベツ以外は何も食べなかったが、お腹いっぱいになってしまった。
洋がらしやみそだれ、七味とうがらしなどで自分好みのアレンジも可能。
ホールケーキが2200円、カットケーキ(8分の1サイズ)が300円(いずれも税別)。質とボリュームを考えれば十分納得のいく価格といえよう。