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メタボ率最低の静岡県民、地元は「お茶が大好きなおかげ」と主張

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.11.25 16:01
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ちゃっぴー(静岡県ウェブサイトより)
ちゃっぴー(静岡県ウェブサイトより)

メタボことメタボリックシンドローム。今や不健康の代名詞ともなった、なんとも嫌な響きを持つ言葉だが、その割合が日本で一番少ない都道府県をご存じだろうか。

それは静岡県だ。

2014年11月19日、静岡県は、2012年度分の特定健診の結果、メタボの該当率が全国最少だったと発表した。同県健康増進課によると、メタボ該当者率は12.82パーセント。全国平均は14.45パーセントとのこと。

なかなか胸を張れる結果だが、静岡県が凄いのはこれだけではない。

2010年に行った健康寿命の調査によると、静岡県の女性は75.32歳で、全国1位。また男性は71.68歳で、全国2位だった。健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることがなく生活できる期間のこと。同県独自に算出した男女計は、73.53歳で全国1位という。

つまり、メタボ該当率が全国最少というデータと、健康寿命全国1位というデータがぴったり重なる結果となったのだ。

静岡の茶畑(ajariさん撮影,Flickrより)
Tea plantation_26

お茶を飲むと、健康寿命延びる?

いったい何が、静岡県民の健康を支えているのか。Jタウンネットが県の担当者に尋ねてみると、返ってきた答えはなんと「お茶」。詳しくは県のウェブサイトに掲載されているというので、確かめてみると――

●地場の食材が豊富で食生活が豊か(農林水産物の生産品目数1,143品目(全国トップクラス))
●全国一のお茶の産地で日ごろからお茶をたくさん飲んでいる(緑茶1世帯あたりの年間支出金額及び購入量静岡市全国1位、浜松市全国2位)
●元気に働いている高齢者が多い(高齢者の就業割合全国4位)
●温暖な気候からくる穏やかな県民性

食生活が豊か、温暖な気候、なるほど、と納得する理由が並んでいる。高齢者の就業も、意外に大事なポイントかもしれない。

しかし何と言っても、気になるのはお茶だろう。静岡県が日本一のお茶の産地であることは間違いない。産地だから、皆さん、お茶をたくさん飲む。これも当然と言える。が、しかし、それが健康寿命と結びつくのか。

その事実関係を明らかにするため、実際、「緑茶の持つ生活改善習慣病改善効果の検証」といった研究も行われているらしい。

いずれにせよ静岡県民が自らの健康の源が、愛する「お茶」だと信じていることは間違いない。お腹周りが気になる人は、静岡県民を見習ってみては。

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