関西人の正体は「左脳人間」だった!? 県民性×利き脳調査で判明した驚愕事実
右脳派・左脳派には地域差があり、特に関西人には「左脳人間」の傾向が強い――そんな意外な事実が判明した。
特に目を惹くのは、関東(特に北関東)では全国平均に比べて、物事の「理解」「表現」がともに右脳タイプの「右脳人間」が若干ではあるが多いのに対し、逆に関西ではその「右脳人間」が少なめで、かつ理解・表現いずれも左脳タイプの「左脳人間」が目立つという結果だ。
しかもこの「左脳人間」は、関西の中でも大阪・兵庫といった阪神エリアで特に多い傾向がある。
関西、特に大阪といえば、日常生活の中にもボケとツッコミがあふれている(偏見)笑いの聖地。どちらかといえば感性の世界、それこそ「右脳」の領域だと思うのが普通だろう。しかし結果は真逆。これはどうしたことか。
ボケ・ツッコミが左脳を鍛えていた!?
お笑いには、「左脳的思考」が不可欠――実はすでに、信州大の牧田幸裕准教授がそんな事実を指摘している。お笑いコンビ「しずる」の村上純さんとの共著『30秒で「思いが伝わる」技術 お笑い芸人×経営学者=超実用的!』(PHP研究所)から引用しよう。
「お笑い芸人は、感性的な『右脳』が発達しているだけではない。どう伝達すれば相手に刺さるのか、伝え方をデザインする、すなわち『左脳』を鍛えることで、コントや漫才に輝きとエッジを加えている」
言われてみれば、ボケとツッコミの応酬にしても、お互いが好き勝手なことを言い合っていては成立しない。相手のボケ(or ツッコミ)にどう上手く返すか、極めてロジカルな思考が要求される。これを日常的に繰り返すことで、左脳が鍛えられる――十分にあり得る話だ。
関西人にまつわる、意外な事実の一端を明らかにした今回の県民性×利き脳調査。ほかにも興味深い結果が得られたので、随時紹介していきたい。
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