「深夜にご近所さんが『足音がうるさい』と文句。真相は意外なところに...」(神奈川県・50代女性)
前回に引き続き、アパート・マンションでの騒音にまつわる「ご近所トラブル」を紹介したい。
神奈川県に住むG子さん(50代、主婦)は以前住んでいたマンションで、しょっちゅう「うるさい」と文句を言ってくるご近所さんと遭遇。ところが、ご近所さんの言動にも変なところが――
下の階に住むシングルマザーが...
以前、川崎のマンションに住んでいたころのことです。
うちはマンションの4階だったのですが、まだ息子は小学校に入ったばかり。その割に身体の大きいほうだったので、どうしてもお友達と一緒になってドタドタと走り回ったり、足音を立てたりすることが多かったのです。
「毎日毎日うるさいんですけれども。静かにしてもらえますか!?」
そしてある日、3階の人がクレームをつけてきました。
彼女は中学生ぐらいの娘さんがいるシングルマザーで、最近に引っ越して来た人でした。以前からかなり気が強く、周りにも口うるさい人、という印象がありましたが――ひとまずその場は、平謝りに謝って帰ってもらいました。
静かにしているはずなのに...
その後も何度も電話で「静かにしてください!」と怒鳴ったり、ドアをドンドンと叩いて、「静かにして!」と凄んできたり。「続くようだったら警察を呼びます」と、手紙が入っていたこともありました。
ただ、どうもおかしな点もあって......。というのは、こちらも最初に注意を受けて以来、それなりに静かにするよう心がけていましたし、おまけにこちらがとうに寝静まった夜の12時過ぎにまで、「うるさい」と怒鳴り込んでくることがあったのです。こっちは誰も足音を立てていないのに......。
不思議に思って近所の人にその人について聞いたところ、彼女は脳に腫瘍があるとのことでした。どうやら、病気のせいで余計に騒音を感じたり、実際には騒音がない時にもうるさく感じたりすることがあったようなのです。
病気だと聞いてしまうと、こっちはあまり強いことは言えず、結局引っ越しをすることにしておさめました。弁護士さんにも相談したりしたのですが、なかなか解決は難しいということでした。
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