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ドラマ「ごめんね青春!」の静岡弁に地元から異論!?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.10.20 15:08
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日曜日の21時台にTBS系で放送中の「ごめんね青春!」は、静岡県三島市にある3つの私立高校を舞台に繰り広げられる学園ドラマだ。NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」を手がけたクドカンこと宮藤官九郎が脚本を書いている。

岩手のまめぶ汁や三陸鉄道(北三陸鉄道)は「あまちゃん」で一躍全国に知られるようになったが、今回のドラマも「みしまコロッケ」やローカル私鉄の伊豆箱根鉄道が登場するなど、ご当地色がにじみ出ている。

伊豆箱根鉄道駿豆線(Norio.NAKAYAMAさん撮影、Flickrより)
三島 せせらぎルート seseragi mishima

地元の人「語尾に『だら』を付けるのは浜松」

主人公の国語教師・原平助役を演じるのは錦戸亮さん。
その平助やその父・平太(寺の住職にして東高の同窓会会長)が入り浸るスナック「ガールズバー」が第1話に登場する。

植木夏十さん演じるママは訛りの強いキャラクター設定なのだが、

「うなぎの肝食べるかね、和尚? 精つぐだに~」

というセリフについて、地元の人から「『だに』なんて言わない」「静岡県西部や愛知県で使われる方言だ」という指摘がネットに相次いで寄せられている。

ついには、こうした指摘を集めたNAVERまとめも作成された。

江戸時代は三島が「伊豆国」、浜松が「遠江国」。静岡市を中心とする「駿河国」をはさんでおり、距離は130キロ以上も離れている。同一県ながら方言は微妙に異なる。

これも何かの伏線...か?

よそで生まれ育った女性が流れ着いた先で水商売の店を開く――というのはよく聞く話だ。 ひょっとしたら彼女も静岡県西部で生まれ育ったのかと思いきや、公式サイトでママは次のように紹介されている。

東高の教師をはじめとし、平太も常連客で足しげく通っている。少々三島弁訛りがきつい

クドカンの脚本といえば至るところに小ネタを散りばめ、伏線の回収の上手さでは当代随一と評される。

ディテールにこだわるクドカンが初歩的な勘違いをするとは考えにくい。浜松名物のうなぎを持ってくるところといい、何らかの仕掛けがあってのことではないか......という見方もできる。
うなぎといえば夜のお菓子の原材料だし、ドラマでは恋仲の高校生男女がラブホテルに入ろうとして失敗したシーンもあった。考えすぎかもしれないが、視聴者をあっと驚かせる何かが隠されていてもおかしくない。

クドカンワールド全開の内容に、番組を見た視聴者は「最高」「面白すぎる」とツイッターなどに賛辞を寄せている。

スナックのママが語尾に「だに」を付けて喋っているのには深い理由があるのか、それとも無関係なのか――。ドラマの展開とともに目が離せない。

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