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和みすぎる「うどんVS蕎麦戦争」がJ2の試合で勃発

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.09.25 18:18
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J2公式戦第32節、松本山雅FC対カマタマーレ讃岐戦が長野県の松本平広域公園総合球技場(愛称「アルウィン」)で2014年9月20日に行われた。
試合開始前、ホームの松本山雅サポーターが「チャント」(チーム・選手への応援歌)を歌ったが、その内容の微笑ましさが話題になっている。

原曲はゴダイゴの「ビューティフルネーム」。メロディに乗せて「釜玉(かまたま)~より蕎麦(そば)~♪」と繰り返し歌い、自チームを鼓舞すると同時に相手サポーターを挑発。一部をYouTubeで見ることができる。

釜玉より蕎麦 20140920 松本山雅FC×カマタマーレ讃岐 ゴール裏より(YouTubeより)

どこか微笑ましいチャント合戦

なぜこれが挑発になるかというと、対戦相手の讃岐のチーム名「カマタマーレ」が、釜玉うどんとイタリア語で海を意味する「マーレ」を合わせた造語だからだ。

一方、松本は信州そばの産地として知られ、10月11~13日には「信州そば祭り」が松本城公園で開催されるほど。アルウィンのグルメエリアでもご当地そばが売られている。「うどんより蕎麦の方が上!=負けないぜ」という思いが込められているのだろう。

信州そば。写真はイメージです(Yuko Haraさん撮影、Flickrより)
信州そば shinsyu soba noodle

これに対して讃岐サポーターも「蕎麦より~釜玉~♪」とお返し。チャント合戦に発展した。

そばよりカマタマ20140920(YouTubeより)

汚い言葉で相手チームを挑発するのではなく、ユーモアを交えることで試合前のピリピリした雰囲気を和らげてくれる。

おもてなしの心がすごい松本山雅

松本山雅はアウェイサポーターに対するホスピタリティが優れているチームとしてサッカーファンの間では有名だ。「アウェイなのに『様』付けしている」「アウェイチームの旗を飾って歓迎してくれる」と、行った人はとにかくビックリするらしい。

このフレンドリーな姿勢はチームだけでなくファン、そして一般市民も共通しているともっぱらの評判だ。
ひとまず相手を油断させて、気の緩んだ隙にゴールを奪おう――そんな戦術の一環ではなく、気遣いを忘れない松本流おもてなしなのだろう、きっと。

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