デング熱を恐れず代々木公園をぶらぶら散歩してみた
園内はそろそろ秋の空気
さて、せっかくなので本来の目的(?)である公園散策についてもレポートしたい。
まず足元に見つけたのは、懐かしいどんぐりだ。
子どものころのように拾い集めて持って帰りたかったが、机の中にしまいっぱなしにしていたどんぐりから、得体のしれない虫が「こんにちは」していたいつぞやの記憶を思い返し、そのまま置いて帰ることにした。
どんぐりに続き、秋を思わせる張り紙を見かけた。
「詰まります!!」
代々木公園といえばイチョウの名所だが、拾った銀杏を園内のトイレで洗う人があり、おかげで洗い場が詰まってしまうのだという。
銀杏自体を見かけるのはまだまだ先の話だし、公園側としては切実な要望なのだろうが、いかにも秋らしい風景を想像し、少し微笑ましい気持ちになった。
ちょっとレトロな売店の方は、すっかり商売あがったりの様子だ。店員さんもカウンターの奥に引っ込んでおり、筆者が入ってきたのに気付いて慌てて顔を出してくれた。
歩き回ってお腹も空いたので、カレーライスを注文して、外で食べることにした。
カレー自体は、「そうそう、これこれ!」と言いたくなるような、いかにもな日本風の味わいだ。ただ、ちょうど座った席の真ん前に例の「蚊にご注意!」の張り紙があって、食べているうちに体がまたムズムズしてしまい、食後は再び念入りに虫よけスプレーを使うことになった。