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デング熱を恐れず代々木公園をぶらぶら散歩してみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.09.03 18:03
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近所のコンビニには虫よけスプレーのコーナーが...

「話題のスポットって、そういう意味じゃないだろ......」と一時のノリを早くも後悔しつつ、とぼとぼと原宿駅に降り立った筆者。

今日本中を騒がせているデング熱を媒介するのは、「蚊」だ。下手に刺されれば、冗談抜きで命取りになりかねない。いくらなんでもノリや酔狂でデング熱にはなりたくないので、公園に入る前に、駅前のコンビニで虫よけスプレーを買い求めた。

原宿駅前のコンビニに設けられていた「虫刺され対策コーナー」
原宿駅前のコンビニに設けられていた「虫刺され対策コーナー」

そんな筆者を見透かすように、店頭には「緊急入荷!」をうたった虫さされ対策コーナーが。きっちり「デング熱」の文字がポップに踊っている。

代々木公園入口周辺
代々木公園入口周辺

というわけで、虫よけスプレーをいやというほど体に吹きかけてから、代々木公園入口。

公園入口の「蚊にご注意!」の看板
公園入口の「蚊にご注意!」の看板

園内に入ると、いたるところに「蚊にご注意!」の看板が立っている。場所によっては、それこそ5メートルに1本、というほど密集しているところも。

ちなみに都による駆除作戦の直後だったことに加え、虫よけスプレーのご加護の甲斐あってか、普通に歩いている分にはあまり蚊の気配を感じることはなかった。ただ不安感からか、看板を見るたびになんだか体がムズムズするのには難儀した。

「蚊にご注意!」の看板と、ベンチでくつろぐ男性(奥)
「蚊にご注意!」の看板と、ベンチでくつろぐ男性(奥)

さて、普段の賑わいはどこへやら、園内はひどく閑散としている。曇り気味の天気もあり、都心の緑の上には、陰鬱なムードが漂う。

たまにいるのは、公園の「住民」と見えるおじさんたちだ。彼らはデング熱などどこ吹く風、という顔で、涼風に当たりながらベンチで寝転んでいる。

報道を知らずにやってきたのか、外国人観光客が怪訝な顔をしながら歩く姿も見受けられた。むしろ空いていることを幸い、ギターをつま弾いて軽やかに歌う人もある。ここだけ見ると、ある意味平和な光景かもしれない。

騒動の影響をモロに受けていたのが、園内中央にある噴水広場だ。

普段なら噴水を囲み、人々が憩う場なのだが、ボウフラ対策のためか、池の水はすべて抜かれてしまっている。

すっかり水が抜かれた噴水
すっかり水が抜かれた噴水

ついでに大掃除も、ということなのか、空っぽになった池の周囲では、職員たちがせわしげに働いていた。

池の底に沈んでいたらしい古い傘
池の底に沈んでいたらしい古い傘
園内はそろそろ秋の空気
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