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地方の鉄道・バスは、無闇にIC乗車券対応すべきではない?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.07.17 19:19
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利用者は楽になったかもしれないが...

IC乗車券を導入するためには、改札の改修などの「初期費用」はもちろんのこと、システム運用にかかる費用を事業者は負担しなくてはならない。

千葉モノレールでもPASMO・Suica導入により、もちろん多くの利用者は朝晩の通勤・通学が便利になったはず。熊谷市長自身、それは認めている。問題は、導入が年間1億円というコストに見合うかどうかだと市長は述べる。

もちろん、市長の考え方には異論もある。

こうした「見えない・見えにくい経済効果」を重視する主張に対しては、熊谷市長はこう返している。

千葉都市モノレール(tkaigeさん撮影、Flickrより)
日本で3箇所だけの懸垂式モノレール、千葉都市モノレールに乗車。空を飛んでいるようで非常に楽しい!

やはりコストの大きさを主な理由として、首都圏でもSuica・PASMO未導入の事業者は少なくない(湘南モノレールなど)。全国IC乗車券の相互利用が始まった際には、小規模な加盟社は負担増に文字通り悲鳴を上げた。ローカル路線にとってそのコストは「死活問題」ともいえる。

IC乗車券の便利さに慣れた利用者としては、「Suica(PASMO)使えません」の注意書きを見ると、「なんで今どき使えないんだ!」と正直むっとくることもある。しかし時にはその背景にある問題を考えることも大切かもしれない。

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