仙台に誕生する「アニメテーマパーク」、果たしてオタクは集まるか
車があれば便利だが、電車利用者には...
仙台のアニメファンの聖地・アニメイト仙台店は仙台駅のすぐ近く、魚屋の2階にある。魚臭のする建物ながら集客できているのはぶらりと立ち寄れる場所にあるところが大きい。
それに対してWARASCOの予定地は、東北道仙台南ICから国道286号線を西に1.2キロ進んだところにある。東北地方各地から車でやってくる人にとっては好ロケーションだが、公共交通機関利用だと仙台の山奥という印象を受けるだろう。最寄駅は市営地下鉄の終着駅富沢になるが、車で約8キロ離れている。
設計したのは地元のコンサルティング会社。東北地方の人の流れはよく理解しているだろうから、勝算ありと踏んでの事業推進に違いない。天候に左右されない屋内型で、集まるキャラクターの数が多ければ、アニメファンを惹きつける可能性は十分にある。
また標高は十分で、地元の人が太鼓判を押すほど地盤が強固な点は評価できるだろう。
兵庫県淡路島北部でも、3年後をめどに漫画とアニメのテーマパークを建設する計画が持ち上がっている。「日本でアニメを体感したいなら、東日本なら仙台、西日本なら淡路島へ行け!」と言われるような施設が実現してほしいものである。