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夫婦ゲンカにみるお国柄...近畿「数年に一度しかしない」、北陸「すぐ仲直り」、北海道・沖縄「原因は金」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.06.26 18:35
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「夫婦ゲンカは犬も食わない」ということわざがある。取るに足らないものですぐに仲直りするから他人は口出しするものではないという意味だ。一方で日本では約2分に1組のペースで離婚が成立している。破産等が理由の場合もあるけれども、司法統計データによると動機の1位は性格の不一致。生涯を共にする誓いを立てたはずなのに――男と女の関係は一筋縄で語れない。

狭い国土ながら文化の多様性に富む日本。夫婦ゲンカも地域差が存在する。結婚情報センター「Nozze」(ノッツェ)が実施した「夫婦喧嘩と仲直り」に関するアンケートによると、ケンカの頻度や内容、仲直りの秘訣などに「お国柄」があるという。

写真はイメージです(Vanessaさん撮影、Flickrより)
man and wife

アンケートは全国の20代から60代までの既婚男女660人(男女比率)を対象に、2008年12月に実施された。日本全国を11の地域に分け、パートナーとケンカする頻度やその原因などについて尋ねている。

【地域別】北海道と沖縄「原因は金」

項目ごとに、各地域の特徴を見てみよう。

●ケンカする頻度
全国の平均は、「月に1~2回」がもっとも多く27.0%、次いで「年1~2回」が25.3%だった。
「ケンカの頻度」が低いのは近畿と四国で、とくに近畿は23%が「数年に一度」と答えた。夫婦愛が強いのか、それともコミュニケーション力が高いせいなのか――。頻度が高いのは甲信越地方で「週に1~2回」が23%を占めた。

●ケンカする内容
全国での上位回答は、1位が「態度・価値観」で27.3%、2位が「子供関係(学校・教育方針など)」が15.3%、3位が「家事(掃除洗濯・整理整頓など)」が13.5%と続く。
一方、北海道と沖縄で目立つのが「家計・金銭トラブル」。道都・札幌市民は深く考えずにお金を使う人が多いといわれる。このへんに理由がありそうだ。楽観主義が多い沖縄の人たちも、お金のこととなるとシビアになるのかもしれない。
「飲酒・食事など生活習慣」が原因のベスト3に入るのは、東北・関東・東海地方。中国地方は「親・親類」のことでケンカする率が高い。

●ケンカから仲直りまでの時間
全国では「寝て、起きたら仲直りする(していた)」がもっとも高く44.8%、「ケンカしたらすぐ仲直りする」が24.7%だった。意外と皆さんケロっとしているようだが、「2~3日は必要」(22.7%)や「1週間程度かかる」(5.1%)、「1週間以上かかる」(2.7%)など、仲直りに時間のかかる夫婦も少なくない。
一方、北陸地方は「ケンカしたらすぐ仲直りする」の率が高くて35%に達する。これは全国平均よりも約10%も高い。同地方の離婚率は全国平均より低いが、夫婦円満のコツを心得ているのだろうか。

●仲直りするとき、どちらから歩み寄る?
夫から歩み寄る率が高いのは甲信越と東海地方で、反対に妻から歩み寄る率が高いのは北陸・中国・四国・九州の各地方。九州は亭主関白のイメージが強いので理解できるけれども、北陸や中国・四国の女性も控えめな人が多いのだろうか。

●ケンカから離婚の危機に発生したことがある?
「はい」と答えた率が高いのは東海で52%。全国平均の19%を大きく上回る。反対に「いいえ」が多かったのは北海道・北陸・九州で87%。
愛知の離婚率は全国平均よりもやや高めだが、静岡・三重・岐阜の離婚率はむしろ低い。危機を迎えてもそれを乗り越えているといえる。一方で、北海道の離婚率は全国的平均よりも高い。ケンカ以外の理由で離婚に至るケースが多いということなのだろうか。

最後に、自由回答で寄せられた「仲直りの秘訣」をご紹介しよう。これを見ていると、やっぱり「犬も食わない」ものだと実感する。

初心に帰る(北海道・40代男性)
仲直りは布団の中で(東北・40代男性)
相手の立場になって考える(北陸・60代男性)
いってらっしゃいのキス(九州地方・30代女性)
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