「カープ女子とか、どうせマスコミが騒いでるだけでしょ?」→実際に見に行った結果
2014.06.18 15:48
8回で帰るライオンズファン、残るカープファン
ところが、その裏にライオンズは2年目の金子侑司内野手が2塁打を打ち、5-4と再びライオンズがリード。
ここで驚くべき光景が。勝利を確信した3塁側内野席のライオンズファンは8回終了直後からぞろぞろ帰りだしたのに、1塁側はゲームセットまでほとんど誰も席を立たなかった。まるでホームとアウェイが逆転したかのようだ。
9回表はライオンズの守護神・高橋朋己投手が3人で締め、カープは惜しい敗戦。チームは7連敗となり、ファンのうっぷんがたまっているのかと思いきや――「負けたけど、いい試合だったよね」「また応援頑張ろう」という声があちこちから聞こえた。
負けに慣れているわけではないだろうが、野球を純粋に楽しみ、しかも詳しいカープファンが多い印象だ。例えばライオンズのホームラン打者・中村剛也が打席に入って大きなスイングをしたとき、素直に感動の声を上げる。
近くにいた30代くらいの女性は荒々しい声を出していた。
「(捕手が)へたくそなんじゃ!」
「(ホームランを打ったライオンズの打者に対し)あれ、入っちゃうの......打ちやがったな!」
「ダブルプレー!しょっしゃー!!」
連れの人に対する彼女の解説も詳しく、知識の豊富さに舌を巻いた。イントネーションからして広島弁っぽい。