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「上越新幹線に新型車両が走らない...」新潟の地元紙が愚痴る

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.04.14 19:46
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日本海側と東京を結ぶ大動脈の上越新幹線は、開通してから30年以上が経過している。沿線にプラスの経済効果をもたらし、終着地の新潟市は2007年に政令指定都市に格上げされた。もし上越新幹線が走ってなかったら、現在の繁栄はなかったかもしれない。

「北陸新幹線は新しくて速そうなのに...」

ところが、そんな上越新幹線に新潟県民は不満を抱いているようなのだ。「新潟日報モア」のコラム「座標軸」。2014年4月13日付けの記事は、上越新幹線になかなか新車両が投入されないことを嘆くものだった。

上越新幹線「あさま」(Norio NAKAYAMAさん撮影、Flickrより)
Asama @ Omiya

東海道新幹線は数年に一度新車両が導入され、東北新幹線も2011年に営業運転を開始したE5系、2013年にはE6系がデビューしている。来年春開業予定の北陸新幹線の新車両は見るからに速そうで内装も豪華。なのに上越新幹線は「蚊帳の外」のような扱い。新潟県内にはJRの重要施設もあるのに。全列車が「型落ち」は切ない。何往復かは新型車両を、というのは無理な注文なのだろうか――という内容で終わっている。

「電車の墓場」とまで言う人も

これはコラムの筆者に限った思いではないようで、Yahoo!知恵袋には「どうして新車を導入しないのでしょうか」「上越新幹線は電車の墓場みたいになりつつあります」という投稿まであるほどだ。

確かに上越新幹線は1990年代後半にデビューした車両が主力だ。東京駅~新潟駅間は東京駅~名古屋駅間よりも距離は短く、競合する航空路線は存在しない。残るライバルは高速バスくらいだが、新車両投入によってスピードを競う必要はない。

とはいえ、鉄道車両の耐用年数は一般に30~40年といわれている。例えば、東武鉄道の特急スペーシアは1990年、西武鉄道の特急レッドアローは1993年にそれぞれ営業運転を開始している。また東京メトロ副都心線には、1970年代半ばに製造された車両がリニューアル工事を施されたとはいえ現役で走っている。

北陸新幹線にゴージャス車両が走るなら、上越新幹線にも最新車両を! 同じ特急料金を払っているのだから!! という気持ちは分からなくもないけれども、なかなか置き換わらないのは現行車両の基本設計が先を行っていたから、と見ることはできないか。

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