「カレーに豚肉?ありえへん!」全国調査でわかった「牛・豚」地図
2014年2月17日から25日までの8日間実施したアンケート「カレーの肉は『牛肉』?『豚肉』?」について、総数1606もの投票をいただいた。
全体でみると「牛肉」が724票で45.1%、「豚肉」が680票で42.3%、「鶏肉」が175票で10.9%、「その他」が27票で1.7%をそれぞれ占めた。
東京は牛・豚が伯仲
東日本は「豚肉文化」で、西日本は「牛肉文化」――この定説は今回のアンケートでも変わらない。牛肉に1票も入らなかったのは岩手・秋田・新潟の3県。北海道・東北・関東甲信越・北陸そして静岡は、全国から人が集まる東京を除き、全県で豚肉の支持率が最も高くなっている。とくに秋田は豚肉以外1票も入っていない。総務省の「家計調査」でも秋田は1世帯当たりの豚肉消費量が全国1位である。
「豚肉」一色の東日本だが、その情勢がガラリと変わるのが愛知・岐阜・石川のライン。この3県では、いずれも牛・豚が伯仲する。
そしてこの3県より1歩西に出ると、途端に「牛肉」の領土がそこに広がることとなる。
近畿・中国は、すべての府県で牛肉が最多得票。奈良・和歌山・鳥取・山口・佐賀の5県で豚肉は0%だった。奈良は牛肉のみ得票が集まり、秋田とは対照的な結果となった。
四国と九州も全般的に牛肉が優勢だが、高知・宮崎・鹿児島は、豚肉がわずかに牛肉を上回る。なお、宮崎は「まるみ豚」、鹿児島は「かごしま黒豚」などがそれぞれ地域ブラントとして知られている。
全国で唯一、鶏肉が1位の県は?
沖縄は全国一の「鶏肉大好き県」として知られている。ケンタッキー・フライド・チキンの人口10万人あたり店舗数、1人当たり消費量はともに全国1位だ。本アンケートでも鶏肉が57%(4票)を獲得し、牛と豚を押さえてトップになった。投票数の少ないことを考慮しても興味深い結果だ。
鶏肉が1位になったのは沖縄だけだが、単独2位となったのは福島・京都・大分の3県ある。
以上の結果から、カレーの牛肉、豚肉、鶏肉の文化圏は次のように色分けすることができる。
投票は既に締め切らせていただきましたが、「こんな設問でアンケートを実施してほしい」というご意見などありましたら、下記のコメント欄にご意見をお寄せください。
※こんな調査もやってます。
「どれにしようかな天の神様の...」続きは? 関西は「プッとこいて~」