マツコ説く「さいたま市解散」論! 浦和・大宮の溝深すぎる
「大宮のメロディーはイヤ」BY浦和
2014年2月24日放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)が取り上げた「夕方に流れるメロディー問題」も、両地域の住民感情にしこりが残っていることを浮き彫りにするものだった。
ここでいう「夕方のメロディー」とは、自治体が午後5時前後に流す、帰宅を促す放送のこと。この番組でも以前に東京23区のものを取り上げたことがある。
きっかけとなったのは視聴者からのメールだった。「さいたま市のメロディーが変わってしまった。今まで愛着のあった懐かしい音が変わってしまった。元に戻してほしい」。
そこで番組がさいたま市消防局に取材したところ、「2013年4月から防災行政無線のデジタル化の整備をし、市内でバラバラだった夕方のメロディーを(旧大宮市のものに)統一した」という事実が明らかになった。
浦和と与野、そして2005年4月に編入された旧岩槻市の3地域のメロディーは抹殺され、大宮一色に塗りつぶされた事実も明るみになった。10月から3月までは午後4時、4月から9月までは午後5時に市内全域で放送されている。
このことを旧浦和市民に伝えたところ、反対の声があちこちから聞こえた。
「イヤですね。その時間は聞こえないように窓を閉めます」
「それはない!」「それは反対!」「市長に訴えればいいんですか」
「浦和市民全員で呼びかける必要があります。なんなら僕パルコでいつも立っています」
「なんだそれ...大宮に支配されたの? (大宮)アルディージャのメロディ? 4時台はさいたま市にいないようにします」
さいたま市民とはいわずに「浦和市民」を自称する彼ら。100年戦争と揶揄されるほどの対立の深さがうかがえる。