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マツコ説く「さいたま市解散」論! 浦和・大宮の溝深すぎる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.25 17:43
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埼玉県の県庁所在地にして人口125万人の「さいたま市」は、2001年5月に旧浦和・大宮・与野の各市が合併して誕生した。それまで人口50万人以上の都市がなかった県は、強力な都市を作るため合併を働きかけていたが、浦和と大宮は長くライバル関係だったことから乗り気ではなかった。あれから12年経った今でも、旧浦和市民と旧大宮市民の間の軋轢は、なにかにつけて話題にされる。

「大宮のメロディーはイヤ」BY浦和

2014年2月24日放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)が取り上げた「夕方に流れるメロディー問題」も、両地域の住民感情にしこりが残っていることを浮き彫りにするものだった。

ここでいう「夕方のメロディー」とは、自治体が午後5時前後に流す、帰宅を促す放送のこと。この番組でも以前に東京23区のものを取り上げたことがある。

きっかけとなったのは視聴者からのメールだった。「さいたま市のメロディーが変わってしまった。今まで愛着のあった懐かしい音が変わってしまった。元に戻してほしい」。

そこで番組がさいたま市消防局に取材したところ、「2013年4月から防災行政無線のデジタル化の整備をし、市内でバラバラだった夕方のメロディーを(旧大宮市のものに)統一した」という事実が明らかになった。

大宮駅西口(Nori Norisaさん撮影)
大宮なう

浦和と与野、そして2005年4月に編入された旧岩槻市の3地域のメロディーは抹殺され、大宮一色に塗りつぶされた事実も明るみになった。10月から3月までは午後4時、4月から9月までは午後5時に市内全域で放送されている。

このことを旧浦和市民に伝えたところ、反対の声があちこちから聞こえた。

「イヤですね。その時間は聞こえないように窓を閉めます」
「それはない!」「それは反対!」「市長に訴えればいいんですか」
「浦和市民全員で呼びかける必要があります。なんなら僕パルコでいつも立っています」
「なんだそれ...大宮に支配されたの? (大宮)アルディージャのメロディ? 4時台はさいたま市にいないようにします」

さいたま市民とはいわずに「浦和市民」を自称する彼ら。100年戦争と揶揄されるほどの対立の深さがうかがえる。

浦和パルコ(Nori Norisaさん撮影)
PARCO@浦和駅東口

マツコ「さいたま市は解散!」

かねてから浦和と大宮の対立に関心をもっていたMCのマツコ・デラックスと村上信五。「もう一回元に戻ろう、さいたま市解散! もう無理な合併とかしちゃダメ。多分合併したいなんて思っていなかったと思うわよ」と、一向に溝が埋まらない両地域の関係を見透かした発言がマツコから聞かれた。

と、ここまではよかったが、マツコのトークは徐々に違う方向へ進み出す。

「何の後ろ盾もない自信があるのよ、大宮の人たちは。駅がすごい、新幹線が停まる、ルミネがでかい、高島屋とそごうがある」
「浦和は何もないから気に食わないのよ。レッズと伊勢丹しかなかったんだから。やっとパルコができたのよ」
「浦和と大宮に対抗できる(県内の)市といえば――所沢か。でもすぐ『西武』っていうのよ。西武とトトロしかないじゃない!」
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