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栃木・日光「華厳の滝」は機械で操作されていた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.01.29 20:28
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栃木・日光市にある「華厳の滝」は、日本3大名瀑として全国に知られている。水が高さ97メートルを落下するダイナミックさと、自然の造形美が売り物だ。

ところが、その滝の水量は人間が調整しているという。

一般人に広まっている間違った常識を指摘するバラエティ番組「有吉弘行のダレトク!?」(フジテレビ系)は、2014年1月28日放送の「がっかりご当地」というコーナーで、華厳の滝の水の真実に迫った。

華厳の滝(machu.さん撮影)
華厳の滝

番組の調査員は、展望台にカメラを設置して滝を観測した。日没が過ぎた18時10分ころ、突然水量は減りはじめ、短時間のうちに半分に。冬の寒さに耐えていた調査員は思わず声を上げた。

「あれ、減ってきた?」「あ~減った 減った」

観光客も思わず「やだー!」

水量の変化は、滝の上流にある中禅寺ダム管理所でコントロールされている。所内には操作室という部屋があり、そこで水が管理されているのだ。昼間の放水量は毎秒0.7トンあるが、夜になると0.3トンまで落とされる。翌朝6時になると自動的に0.7トンに戻る。

滝の下流には水力発電所がある。管理所の担当者によると、夜間のうちに水を貯めておき、(電気の)使用量の多い昼間に放水量を増やすのだという。

滝見物に訪れた観光客がそのことを知らされると、驚いた表情を浮かべながら「えー! 本当ですか。やだー!」「時代変わったね」と叫んだ。

もっとも、滝の水量調節は発電だけが目的ではない。洪水対策や農業用水を供給するうえでも重要な役割を果たしているそうだ。「がっかり」と言ってしまうのは、いささか酷かも。

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