「イヌナキン」の大阪・泉佐野市 「犬税」導入へ前進
地元には「義犬伝説」も
市が今年11月に実施した市政モニターアンケートによると、巡視員が過料を徴収することについて賛成が81%、反対が6%、犬税の導入については賛成が67%で、反対が20%となっている。
犬フンに関する自由意見には、「マナーが悪い人がいる以上、犬税は当然」と賛成する意見もある一方で、「課税をとると捨て犬が増えるのではないですか?」「犬フンもあるけど猫(野良)フンも多い」といった意見も見受けられる。
泉佐野市のマスコットは、犬にちなんだキャラクター「イヌナキン」だ。名前の由来となった犬鳴山は市内にある七宝瀧寺の山号で、体を張って主人を大蛇から守った義犬伝説で知られる。
キャラクターは、犬鳴山の義犬伝説主人公の末裔で、超自然的な力を得るために犬鳴山で修業中という設定だ。一般公募で選ばれた3作品を参考に、漫画家のゆでたまごさんが作画し、今年の2月にお披露目された。
まちの活性課によると、イヌナキンと犬税導入に関する論議について、特に関連はないという。