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くまモン予算9000万円、高いか安いか?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.12.06 11:54
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47都道府県と11市を対象に2013年度の「ゆるキャラ」予算を調査したところ、最も予算が多かったのは「くまモン」を擁する熊本県だったと、2013年12月4日付け朝日新聞デジタルが報じている。

予算額は9018万円で、次いで岐阜県「ミナモ」6865万円、静岡・浜松市「出家大名家康くん」6107万円と続く。記事は「ゆるキャラグランプリ」のためにわざわざ予算を組む自治体があることを「過熱気味」としている。

「市の借金が5000億円以上もあるのに」

ネット上にも市民の立場から「それって税金でしょう」「明らかにカネのかけすぎ」といった声もあがっている。

日刊ゲンダイでは11月26日の紙面で「『ゆるキャラ』ブームが、どうもおかしな方向に行っている」と書き出し、

「市の借金が5000億円以上もあるのに、もっと税金の使い道があるだろう」

という浜松市民の怒りの声を取り上げている。

一方で、ゆるキャラの経済効果の大きさを評価する声もある。ハフィントンポストは、熊本県の担当者が2012年のグッズ売り上げが293億円だったと答えたことを取り上げ、その裏には簡易な審査で、無料で使える「楽市楽座」的戦略があったと指摘している。

「経済効果1000億円」なら安いもの?

くまもん(編集部撮影)
くまもん(編集部撮影)

雑誌DIMEは11月号で、くまモンについて「経済効果は1000億円!?」という見出しで取り上げた。県も、正確に把握できていないほどのくまモングッズの多さと、経済効果の大きさに驚いているという。

仮に900億円だとしても、予算の1000倍となり、税金の使い道としては上出来だろう。とはいえ、元々くまモンの誕生は「企画のおまけ」であり、ヒットも偶然だったと生みの親の水野学氏が明かしている。誰もが確実にリターンを得られるというものではない。

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