旭山動物園の長寿カバ 「ザブコ」49歳で死ぬ
北海道・旭川市の旭山動物園の雌カバ「ザブコ」が、2013年11月27日の19時過ぎに老衰のため亡くなった。49歳だった。 飼育環境下でのカバの平均寿命は約40歳から45歳、全国で2番目の高齢カバだった。
ザブコは1963年12月2日に、名古屋市の東山動物園で誕生。67年の旭山動物園の開園とともに来園以来、総合動物舎に住んでいた。先月末に新設された「きりん舎・かば館」へ引っ越したところ、環境の変化が影響したのか13日からエサを受け付けなくなり、スタッフの懸命の治療も報われず、静かに息を引き取った。
2年前に亡くなったパートナーの雄カバ「ゴン」とのあいだに11頭の子が生まれ、そのうち生育したのは7頭。神戸市立王子動物園で飼われている「ナミコ」をはじめ、全国に子孫が伝わっている。