鮭の皮食べる、食べない? 街の声は真っ二つ!
日本に根付いている魚食文化。しかし、魚の「皮」を食べるかどうかとなると、好き嫌いが分かれるようだ。そのなかでもしばしば議論にのぼるのが「鮭(さけ)皮」ではないだろうか。
2013年11月11日(月)に放送された「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)では、「鮭の皮を食べる人と食べない人、どっちが変わり者か?」という企画を放送していた。
鮭の身を覆う銀色の皮には独特のビジュアルとぬめりがあり、生理的に受けない人は多い。番組の街頭アンケートでも、食べない派は「...ゴミ?」「なんかヌルヌルしてない?」「ゲテモノ、珍品」と辛辣極まりない。皮を食するのは貧乏人という意見もあった。
「お金のない人が食べる」
「鮭の皮を食べる人は本当にかわいそう。貧粗なんだろうね。妻が食べていたらやめなさいって言う」
一方、食べる派は皮こそ鮭料理の醍醐味と言わんばかりだった。
「最初に身だけ食べてシメに皮」
「皮だけで食べられるくらい好き。皮で大根おろしを巻いて食べる」
60代の女性2人組は「一切れ1000円する鮭の皮は確実においしい」と持論を展開した。インド出身の20代男性は「魚の皮と刺し身を一緒に食べる文化を知ったときは、本当に興奮した。焼鮭の皮硬めは地球上で一番おいしい」と述べていた。
街頭アンケートは、食べる派が56票で食べない派が44票と、ほぼ半々に割れる結果となった。
MCのマツコ・デラックスと村上信五は「皮のコンディションによる」という立場。少しでも生な感じが残っていたらイヤだという。食べる派のなかにも「カリカリの皮がおいしい」という意見があった。
鮭皮はビタミンB2やコラーゲンを豊富に含み、そのまま捨てるのはもったいない。皮を火であぶってバリバリにした鮭皮せんべいは、生臭い食感が苦手な人も受け入れやすそうだ。
コーナーの最後では、日本一鮭を食べる町・新潟県村上市から料理人がやってきて、MC2人に鮭皮料理を振る舞っていた。当地には100種もの調理法があるそうで、食べない派の口にも合うメニューが見つかるかもしれない。