広島県といえば野球、サッカーなどスポーツが盛んなお国柄だが、その広島で生まれたある「スポーツ」が、今や世界大会が開かれるほどの話題を呼んでいることをご存じだろうか。地元には「選手村」まで登場 2014年7月12・13日、広島県廿日市市の総合健康福祉センター(あいプラザ)で「けん玉ワールドカップ 廿日市2014」が開催される。 主催はグローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)で、地元の観光協会や商工会議所が共催する。1日目に予選が行われ、決勝大会は2日目。日本を含む世界11カ国以上からトッププレイヤー約100名が集結し、賞金30万円と豪華トロフィーをかけて技を競う。地元では市内の宮浜温泉を「選手村」として用意するほど熱が入っている。 けん玉ワールドカップのウェブサイトより 参加受付は既に終了したが、市内にある「けん玉公園」では様々なイベントが行われる。けん玉パフォーマンスユニットのライブパフォーマンスや、海外プレーヤーによるデモンストレーション、けん玉教室、けん玉相撲大会など、一般の来場者が楽しめるプログラムが展開される。国内外のけん玉や関連グッズをはじめ、廿日市を代表する物産・特産品の販売ブースも設置予定だ。 それにしても、何で廿日市なのさ? 十字状の剣と穴の開いた玉が糸で結ばれている「けん玉」は、大正時代に同県呉市で考案・発売された。当時、廿日市市にけん玉工場が建てられたことから、けん玉発祥の地として売り出している。新宮中央公園にはけん玉をモチーフとした大型遊具があり、市内にはけん玉の石像もある。 けん玉のオブジェ(ブログ「広島県廿日市市の写真ブログ」より) けん玉は何もなかった時代の子供たちが遊んでいたオモチャ。ゲーム端末やスマホの普及した今、遊ぶ人なんてほとんどいない――そう思い込んでいる人もいるだろう。 ところが、けん玉は「クールでカッコいいストリート系スポーツ」に進化していた。ブームの震源地となったのはアメリカで、プロプレーヤーまで誕生した。その人気はヨーロッパやアジアに広まりつつある。日本に逆輸入され、東京・原宿の路地でも音楽に合わせてアクロバティックな技を繰り出す若者たちがいるという。 Tricks - Level 10 : Kendama World Cup Hatsukaichi 2014(YouTubeより)