残業また増える? 都心の「終電」に時間繰り下げの流れ
東急電鉄が東横線・田園都市線で終電の延長を試験的に実施すると発表した。実施日は2013年12月6日・13日・20日・27日のいずれも金曜日。
「深夜時間帯の運転区間の延長」と「渋谷始発の列車の増発」「終電の延長」により、都心部の深夜勤務者の移動手段を確保する。この変更で、横浜着25時28分、長津田着25時26分、菊名着25時32分、元住吉着25時43分、鷺沼着25時44分が終電となり、最大で35分の繰り下げとなる。
東京都内では東京メトロが11月1日から、平日の丸ノ内線の終電を最大8分繰り下げるダイヤ改正を実施。12月2日からは東西線でも最大11分繰り下げる。
終電の延長は都心での飲み会が開きやすくなるなど、経済効果が期待されている。しかし終電までの残業が常態化している人にとっては、労働時間のさらなる延長を招くと懸念する声もある。