八天堂のくりーむパン(編集部撮影) アシアナ航空機事故の影響で、広島空港(三原市)は2015年4月16日現在も欠航が続いている。これによって思わぬ影響を受けているのが、同じく三原市にある、「くりーむパン」で有名な八天堂だ。欠航で出荷ができない! 八天堂といえば、まるでスイーツのような感覚で食べられる「くりーむパン」をはじめ、メロンパンやジャムパンなど独自の製品を開発、地方の小さな菓子パン屋さんから、今や東京、大阪など各地に出店する一大ブランドとなっている。 それを支えているのが、広島空港のそばに2013年建設された工場だ。ここで作られたパンたちは、飛行機で全国に運ばれ、人々の食卓に上ってきた。 ところが、14日の事故でこの広島空港の滑走路は閉鎖され、いまだに再開の目途が一向に立たない。八天堂のくりーむパン、いったいどうなる!? 新宿店、ジャムパンは遅れたけど... ところが16日昼、LUMINE新宿にある店舗を訪れると、売り場にはちゃんとくりーむパンの姿が。ただ、ジャムパンの方は「広島空港で起きた事故の影響により納品が遅れております」とのメッセージがあり、「ジャムパンがほしかったのに......」とため息をつく女性客も見られた。 もっともその後のジャムパンも、昼2時ごろには店頭に並んだことがルミネ新宿のツイッターで報告されている。 【ご報告】ルミネ1 B2八天堂ジャム 広島からの空輸で遅れていたジャムパンが先ほど店頭に並びました!朝から多くの応援のお声を頂きありがとうございました。 ご心配をお掛けし誠に申し訳ございませんでした。どうぞ届きたてのジャムパンを召し上がり下さい。— ルミネ新宿 (@lumine_shinjuku) 2015, 4月 16 ある程度の影響は受けつつも、商品はなんとか東京に届いている。これはどうしたことだろうか。 午前2時から出社して必死に輸送 答えは、八天堂の懸命の努力だ。 NHKが16日に伝えたところによれば、八天堂では流通が止まることを防ぐため、発送の拠点を隣県の岡山空港にスイッチした。そのために出勤時間も普段より1時間早め、午前2時から従業員が集まって、製品を送り出し続けているという。輸送コストは約2倍だ。 企業努力で、なんとかおいしいパンを全国に届けている八天堂。一刻も早い広島空港の復旧を祈りたい。