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がんばれ八天堂! 広島空港事故で打撃も...懸命にくりーむパン出荷続ける

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.16 15:55
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八天堂のくりーむパン(編集部撮影)
八天堂のくりーむパン(編集部撮影)

アシアナ航空機事故の影響で、広島空港(三原市)は2015年4月16日現在も欠航が続いている。これによって思わぬ影響を受けているのが、同じく三原市にある、「くりーむパン」で有名な八天堂だ。

欠航で出荷ができない!

八天堂といえば、まるでスイーツのような感覚で食べられる「くりーむパン」をはじめ、メロンパンやジャムパンなど独自の製品を開発、地方の小さな菓子パン屋さんから、今や東京、大阪など各地に出店する一大ブランドとなっている。

それを支えているのが、広島空港のそばに2013年建設された工場だ。ここで作られたパンたちは、飛行機で全国に運ばれ、人々の食卓に上ってきた。

ところが、14日の事故でこの広島空港の滑走路は閉鎖され、いまだに再開の目途が一向に立たない。八天堂のくりーむパン、いったいどうなる!?

新宿店、ジャムパンは遅れたけど...

ところが16日昼、LUMINE新宿にある店舗を訪れると、売り場にはちゃんとくりーむパンの姿が。ただ、ジャムパンの方は「広島空港で起きた事故の影響により納品が遅れております」とのメッセージがあり、「ジャムパンがほしかったのに......」とため息をつく女性客も見られた。

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もっともその後のジャムパンも、昼2時ごろには店頭に並んだことがルミネ新宿のツイッターで報告されている。

ある程度の影響は受けつつも、商品はなんとか東京に届いている。これはどうしたことだろうか。

午前2時から出社して必死に輸送

答えは、八天堂の懸命の努力だ。

NHKが16日に伝えたところによれば、八天堂では流通が止まることを防ぐため、発送の拠点を隣県の岡山空港にスイッチした。そのために出勤時間も普段より1時間早め、午前2時から従業員が集まって、製品を送り出し続けているという。輸送コストは約2倍だ。

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企業努力で、なんとかおいしいパンを全国に届けている八天堂。一刻も早い広島空港の復旧を祈りたい。

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