元祖なき今も、DNAは受け継がれ... 「自分の血肉」になるタコライス
2016.04.30 11:00
「タコス」はメキシコを代表とする有名な料理だが、「タコライス」はおととし(2014年)12月に他界した儀保松三さんが1984年に沖縄で考案した、まだ比較的歴史の浅い沖縄料理。その意味は「タコスの具を乗せた飯」。Wikipediaによれば、円高により外食を控えるようになった米兵向けに、コストパフォーマンスのよい新メニューとして考え出されたそうだ。
確かに、儀保松三さんが創業した金武町金武の「パーラー千里」の近くにはキャンプハンセンがあり、かつては今よりも多くの米兵が街を行き通っていた。
31年間愛され続けた「パーラー千里」は昨年6月に閉店したものの、儀保さんの孫が手がける系列店「キングタコス」で「パーラー千里」で味わうことのできたタコライスをいただくことができる。