福岡銘菓として知られる「博多 通りもん」。白あんに練乳とバターを使った濃厚な甘さが特徴のスイーツだ。 実はこの福岡銘菓と、味と見た目も瓜二つの商品がコンビニで売られているという。そう指摘されたのはセブン-イレブンで販売中の「ミルク餡まん」だ。あまりのソックリぶりに、一部では「ジェネリック通りもん」とも言われている。 どっちがどっち? とはいえ、さすがに地元・福岡県民は騙せないだろう。そう考えたJタウンネット記者が、編集部の福岡人を相手に「実験」してみた。 想像以上に手ごわい さて、改めて質問だ。こちらの写真、どちらが「通りもん」で、どちらが「ミルク餡まん」なのだろうか。 どちらかは「ミルク餡まん」 同じお菓子を並べているように見えるかもしれないが、違います。 気になる正解は――左が「ミルク餡まん」で、右が「博多通りもん」。ジェネリック通りもんという評判も、決して言い過ぎではない。この見た目のソックリ加減を見ただけでも、それが分かるはずだ。 左がミルク餡まん、右が博多通りもん 見た目だけでは話にならない。包丁で切ってもほとんど差はない。少なくともここまでの写真だけで判別するのは至難の業だ。 1993年に誕生し、モンドセレクション金賞18年連続受賞。輝かしい歴史を持つ博多通りもんだけに、さすがに味は違うはずだ。 そう思った記者が食べてみると――ほぼ同じだ。埼玉県民だからなのか全く分からない。ただ、2つ目を食べるとほんの少しだが差を感じられた。 博多通りもん「しっとりとした舌ざわりで濃厚な甘さ。少し重い」 ミルク餡まん「ミルク感が少し強いが甘さは軽め」 そしてミルク餡まんは、福島県の和菓子「ままどおる」の方に味が近い。博多通りもんに加え、ままどおると3種類で利き菓子をしたら余計にややしこくなりそうだ。 左がミルク餡まん、右が博多通りもん 福岡人に「食べ比べクイズ」出してみたら... ここで最初にも述べた通り、福岡人がハズしたらかなり面白いのではないか。そこで姉妹サイトJ-CASTニュース編集部の福岡出身者2人にクイズを出した。 まずは福岡への郷土愛あふれるK記者。席を訪れて主旨を伝えると、 「いや、わからないよ!」 と見た目での判別は不可能と判断した。 続いて試食だ。まずはミルク餡まんから食べると少し頷いて、博多通りもんを口に入れた。 流石に福岡県民だし、すぐわかるだろう。そう思っていた筆者だったが、予想外の事態が発生した。博多通りもんを食べたK記者はしばらく咀嚼を続けてだまり込んでしまった。流れる静寂。一体、なにがあったのか。 「両方ともおいしくいただきました」 もしかしたら見た目ではそっくりだったミルク餡まんに対する紳士的な態度なのか。そこで改めて、「どちらが博多通りもんでしょうか」と聞くと...。K記者は少し悩んで答えを出した。 「(ミルク餡まんの皿を指して)こっち!」 あってはならないことが起きてしまった。福岡への愛が強い彼をだましてしまった。なんとギルティなミルク餡まん。 真実は一旦伏せてF副編集長のもとに訪れた。そもそも博多通りもんを食べたことがないとのこと。しかし、福岡県民なら案外わかってしまうはず。 そう思い試食をお願いした。 「同じだね~」 ダメだ。このままでは騙されてしまう。しかし、ヒントを言ってしまうと気づかれそうなので何もできない。 そしてF副編集長が導いた。 「(ミルク餡まんの皿を指して)こっちかな?」 全滅の瞬間だった。ミルク餡まんは丸で峰不二子のように欺いた。華麗とも言える。 編集長、撃沈 頭を抱える筆者のもとにS編集長が訪れた。 「ごめん、俺なら当てちゃうけど」 F副編集長と異なって食べたことがあるという。ならば、やっていただこうではないか。 断面を確認しつつ口に入れたS編集長だったが、 「わかんねえわ」 やはり無茶だったようだ。もちろん、ミルク餡まんの皿を選んで無事に撃沈。改めてだが、恐るべしミルク餡まん。 埼玉県人の筆者。このような恥をかかないためにも、日ごろから十万石まんじゅうを食べておきたい。