江蘇伝統中医学国際交流会議が南京で開幕
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【南京(中国)2022年11月23日新華社=共同通信JBN】「Jiangsu Traditional Chinese Medicine International Exchange Conference」(江蘇伝統中医学国際交流会議)が11月21日、Foreign Affairs Office of Jiangsu Provincial People's Government(江蘇省人民政府外務局)とJiangsu Health Commission(江蘇省健康委員会)の共催により南京で開幕した。組織委員会によると、会議のテーマは「江蘇省の伝統中医学を世界に知らしめよう」である。
中国人民政治協商会議(CPPCC)江蘇省委員会副議長のHu Gang南京中医薬大学(NJUCM)学長はあいさつで、中医学は古代中国科学の宝であり、中国文明の宝庫への鍵であると述べた。江蘇伝統中医学(TCM)国際交流会議は中国内外の市場と資源を結びつけ、江蘇伝統中医学の国際的影響力を拡大する強力な手段であり、中医学が世界的な健康の大義に役立つ新しい考え方と方向性を提供する。
AOMA総合医療大学院のMary Faria学長兼最高経営責任者(CEO)はビデオメッセージで、AOMA総合医療大学院は江蘇省人民政府外務局、江蘇省中医院、NJUCMと良好な協力関係を築いていると述べた。共同でJiangsu Overseas Qihuang Talent Training Project(江蘇省海外旗煌人材育成プロジェクト)を構築し、伝統中医学の国際的人材を育成し、誠実な人間交流を促進し、伝統中医学の世界への普及を促進し、深い友情を築いた。すべての側が協力して伝統中医学の国際交流と協力のプラットフォームを構築し、医療分野での中国と米国のより深い交流と協力の促進が望まれる。
開会式では、江蘇伝統中医学の象徴であるLittle Shennong(小神農)が登場した。中医学漫画本「Little Shennong's Herbal Adventure in China(小神農の中国での薬草冒険)」の初の中国語・英語版の世界初公開が行われ、小神農の薬草冒険の海外図書寄贈活動集が放送され、中医学を探求する英語短編ビデオコンテスト「Feeling the Pulse of TCM with Z Generation」の授賞式が開催されるとともに、NJUCMとMae Fah Luang(メーファールアン大学、タイ)、Sunsuria Group(マレーシア)とInstituto Piaget(ポルトガル)が伝統中医学の「国際化」プロジェクトの調印式を開催した。
江蘇省中医学発展の中核として国家的「双一流」専門構築大学であるNJUCMは、中医学の国際化を促進する最前線に立っている。
NJUCMは付属医院とともに過去6年余りで3万人を超える国際的学生を訓練してきた。NJUCMの世界的に有名なOBには「欧州中医学の父」Giovanni Maciocia氏、「オーストラリア中医学の父」Lin Tzi-Chiang氏らがいる。
NJUCMは2つの伝統中医学孔子学院と8つの海外中医学センターを設立した。同大学は10期連続で世界保健機関(WHO)伝統中医学協力センターに指定されている。同大学は中医学サービス貿易国家基地の第1弾に選ばれ、「一帯一路」中医学国際協力基地を設立、同基地にはISO9001認証をいち早く取得した中医院がある。NJUCMは中医学を欧州の主流医学教育システムに組み込むことに大きく貢献し、伝統中医学の利点を利用して世界中の人々に健康と幸福をもたらすことに献身してきた。
ソース: The Organizing Committee of Jiangsu Traditional Chinese Medicine International Exchange Conference