今日の職場環境の大半は高齢従業員に適さず
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【シンガポール2022年11月16日PR Newswire=共同通信JBN】ワークプレイスの世界的リーダーであるUnispaceによる調査-「Creating a Multigenerational Workforce(多世代労働力の創出)」-で、労働力の中でより熟練の専門家の割合が増えているにもかかわらず、この層の人たちは今の職場環境に魅力を感じていないことが分かった。
欧州全域で働く3000人の従業員を対象にしたUnispaceの調査によると、高齢の世代は自分たちの仕事場に決して満足しておらず、45歳以上従業員の4分の3は仕事場に改善の余地があることを認め、より多くのプライベートエリア、よりよいアメニティー、より多くの屋外空間を望んでいると指摘した。
求められる職場のアメニティー
Unispaceの調査では、比較的高齢の従業員は、オフィスに社会的側面をより望んでいることも明らかになった。45歳以上の従業員のほぼ半数(45%)が、在宅勤務中に社会的交流がなくてさみしかったと回答した。
よりよい設備を使用できることも、この層にとっては優先課題だ。45歳以上の回答者の過半数(67%)が無料の昼食が提供されれば、より職場に行きたい気持ちになるだろうとし、57%がジムのような無料のアメニティーの利用を望んでいる。
柔軟な勤務体系が極めて重要
職場の改善への期待がある一方で、高齢の従業員はフレックスタイム制の方を好むことが調査で判明した。新型コロナウイルス感染症(COVID)の感染拡大以前は、調査対象の45歳以上の78%が完全に職場勤務で、20%が仕事に対しハイブリッドな対応をしていた。今では、この傾向は逆転し、フルタイムで職場で働くことを望むのは32%で、59%が自宅と職場でのハイブリッドな働き方を望んでいる。
UnispaceのChen Tang上級ストラテジストの話:
「Z世代向けの多くの『話題』が飛び交い続ける一方で、われわれが今、経営者と交わしている会話は、多世代の人材を引きつける職場環境と経験をいかにしてつくりだすことができるかに集中しているのが現実だ。
全ての世代や役割の人材市場は、信じられないほど激しい競争が続いている。最高の人材を引きつけ、雇用することに最も成功している企業は、賢明で柔軟な勤務体系のポリシーと、チームにすばらしい従業員体験を提供する目的を持った場所を組み合わせた職場戦略を構想するための総合的なアプローチを取っている」
▽Unispaceについて
急速に変化する世界のために、人間中心の仕事場をつくりだす、戦略、設計、建設のリーダー。Unispaceは、優れた技能を刺激し、つながりを深め、一体感を育み、成功を推進するスペースをつくりだすための一体化したチームのソリューションを提供するグローバル企業である。5500のプロジェクトを完成させ、26カ国に拠点があり、世界中に600人以上の従業員を抱えるUnispaceは、協力的なクライアントのパートナーシップを備え、国境を超えて途切れることのない、現実の世界を洞察することによって可能となる空間を創造する。
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ソース:Unispace