第5回World Laureates Forumが初のWLA Prize受賞式で開幕
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【上海2022年11月9日新華社=共同通信JBN】第5回World Laureates Forum(世界受賞者フォーラム)が上海で成功裏に開催され、27人のノーベル賞受賞者を含む60人の世界トップクラスの科学者が参加した。
「Science Forward: Create a Bright Future(科学を前進させ、明るい未来を創ろう)」というフォーラムの年次テーマについて、World Laureates Association(WLA、世界受賞者協会)会長で2006年ノーベル化学賞受賞者のロジャー・コーンバーグ(Roger Kornberg)氏は、世界は急速に変化しつつあり、科学は将来、われわれが課題に取り組むのを手助けできると説明した。正式開会に先立ち、10月29日からWLA Zero Carbon Forum(WLAゼロカーボンフォーラム)、WLA SHE Forum(WLA SHEフォーラム)、WLA Sci-T Conference(WLA科学・技術会議)のほか、新たに設けられたWLA Laboratories Forum(WLA 研究所フォーラム)など、 さまざまな会合や行事が開催された(Twitter とFacebookの @wlaforumでWLA Forum のフォローを)。
とりわけ今回が初めてとなるWorld Laureates Association Prize(WLA賞)は11月6日の開会式で2人の科学者に授与された。2022 WLA Prize in Computer Science or Mathematics(WLAコンピューターサイエンスまたは数学賞)は、機械学習とその応用の基礎への基本的な貢献に対し、カリフォルニア大学バークリー校電気工学・コンピューターサイエンス学部と統計学部のMichael I. Jordan教授に授与された。また2022 WLA Prize in Life Science or Medicine(WLA生命科学または医学賞)は、細胞質と核の間のタンパク質移動の構造と選択性を解明したことに対し、Max Planck Institute for Multidisciplinary Sciences(マックスプランク総合科学研究所)の科学メンバー兼所長であるドイツの生化学者Dirk Gorlich氏に授与された。
2022 WLA Prize Laureate in Computer Science or Mathematicsを受賞したMichael I. Jordan氏は「バークリー校ではだれかが賞を受賞すると、1日中、周りの人からメールでお祝いの言葉が送られるという伝統がある。だから、素晴らしいことに、100通ものお祝いのメールを受け取ることになる」と語った。
2022 WLA Prize in Life Science or Medicineを受賞したDirk Gorlich氏は「驚き、また喜んでいる。とても光栄に思っている。また人は賞を待っているだけで科学を行うべきでないとも言いたい。科学はそれ自身、非常にやりがいがあるものだ。科学を行うことは非常に光栄なことである」と語った。
各賞の賞金額は1000万元(139万ドル)。2023年のWLA Prizeの指名についての詳細情報は今後、公式ウェブサイト(www.wlaprize.org )で発表される。
▽問い合わせ先
dongbo@wlaforum.com.cn
ソース:World Laureates Association (WLA)
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画像説明:11月6日に開かれた第5回World Laureates Forumの初のWLA Prize 授賞式で2人のWLA Prize受賞者にメダルが授与された。