武漢コンセンサス:新しい地球科学教育の取り組みを発表
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【武漢(中国)2022年11月7日新華社=共同通信JBN】2022年11月6日に創立70周年を迎えた中国地質大学(武漢)は「Habitable Earth: Mission and Challenges for Research Intensive Universities(居住可能な地球:研究集約型大学の使命と課題)」をテーマにした国際大学学長フォーラムを開催した。
世界的に有名な地球科学研究大学の代表者、初等・中等学校の校長、著名な学者が世界中から直接またはオンラインで集まった。参加者は、地球の居住可能性が直面する大きな課題について議論し、教育を通じて地球の居住可能性を促進する使命、責務、進路について意見交換した。フォーラムは共同で「武漢コンセンサス:新しい地球科学教育の取り組み」を発表した。(コンセンサスの全文:https://en.cug.edu.cn/Wuhan_Consensus.htm )
コンセンサスは、人類が共有する未来は地球の居住可能性にかかっていることを強調した。人類が共有する未来は、地球の居住可能性によって決まる。地球自体の進化と人為的変化の複合的な影響により、エネルギー資源の世界的な不足、環境汚染、気候変動、頻繁な災害、生態系の損傷がますます深刻になり、地球の居住性が前例のない速さで脅かされている。
現代の地球科学は大きな進歩を遂げて地球システム科学の時代に入り、地球深部、深海、深宇宙、深部時間を調べて、居住可能な地球の過去、現在、未来を研究することが中心になっている。
科学の進歩と時代の要請に応え、コンセンサスは、多元宇宙の展望の下での世界の人類の役割とその位置、生活様式についての新たな認識と定義を提唱している。コンセンサスは、全ての人類が地球科学教育の価値体系、知識体系、普及体系を調整し、最適化するべきであると伝えている。
理論、技術、方法を生み出すより多様、包括的、包摂的なパラダイムを形成することは、グリーンで低炭素の生産と生活様式に寄与する。
地球の居住可能性は「人新世(Anthropocene)」で長年、破壊されてきた。居住可能な地球の多様な参加者と建設者の1人として、人類を再配置するのに役立つ全く新しい地球科学教育を開始し、促進し、実践する時である。
コンセンサスは、世界の大学、研究機関、初等・中等学校、および社会の全ての部門に対し、新しい地球科学教育を実施し、人間と自然の調和の取れた共存を適時に促進する協調行動を求めている。
ソース:China University of Geosciences(Wuhan)
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