好きをレベルアップする
2020.10.08 12:06
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熱中する、夢中になれる、そういう「X」に出合えるのは素敵なこと
徹底的に好きになるという関連で「拭く」と「磨く」の話が出たこともあります。似ている言葉ですが、花瓶などを布でサッとこすってホコリを取るのが拭く、ピカピカに光るまでなんどもこするのが「磨く」です。タンスでも靴でも拭くだけでは光らないけれど、磨けば光っていきます。好きのレベルをアップするということは、「拭く」ではなく「磨く」ことに通じます。とことん、徹底する、夢中になることで輝いていけるということです。
いまは働き方改革、ワークライフバランスといわれるようになり、仕事一筋は古い時代の遺物になりつつありますが、基本は働き方の質ですね。どんなに短くても、いやいやする仕事はストレスになりますし身にもつきませんが、やりがい、おもしろいと感じていれば時間なんて苦になりません。もちろん健康が第一ですし、自分がそうだからといってそれを人に強いることもダメ、自分しか見えなくなって(盲目的になって)自分の思いだけをおしつけるのも、もってのほかです。
しかし、決められた枠のなかだけで収めない、収まらないことがあってもいいのではないかと思います。日が暮れて暗くなるのも気がつかないくらい没頭する、熱中する、夢中になる......そういうもの、「X」に出合えるのは素敵なことだと思います。そして、それが自分にとっては野球でした。これからも野球を好きであり続けたいと思っていますし、野球が好きな人、子どもたちが、ずっと野球を好きと思い続けられる環境をつくっていきたいと思っています。
第6回 常に準備しておく
第7回 SDGsと野球