数十年に一度の〝幻の花〟横浜市内で開花中 その正体は?どこで見られる?交通局に聞く
「数十年に一度ともいわれる貴重な瞬間に出会えました。」
そんな一文とともに投稿された、あまり見慣れない植物の写真がXで注目を集めました。
写真に写っていたのは、空へ向かって真っすぐ伸びる数メートルの長い茎。
その途中には、小さな黄色い花が段々に並び、まるで松の木をそのまま上へびよーんと引き伸ばしたような、なんとも不思議なシルエットです。
木なの? 花なの? ......一体何者?
この植物の正体は、「リュウゼツラン」。
写真は、横浜市交通局の公式Xアカウント(@yokohama_koutuu)が、滝頭営業所近くで開花した様子を紹介したものでした。
リュウゼツランは、メキシコなど中南米原産のキジカクシ科の多肉植物。30~50年に一度だけ花を咲かせ、開花後はゆっくりと枯れていくことから「幻の花」とも呼ばれています。
Jタウンネット記者は、この珍しい開花について横浜市交通局に話を聞きました。
観賞はバスの車窓がおすすめ
横浜市交通局によると、話題の写真は7月17日に走行中の車内から撮影したものとのこと。
開花場所は、天神橋~根岸橋間の進行方向左側。
「バスの車内左側の座席であればどこからでも同じように見ることができる」といいます。
ただし、開花場所の周辺には歩道がありません。
「近くで見たい!」という気持ちはぐっとこらえて、安全第一。
リュウゼツランとの"ご対面"は、バスの車窓から楽しむのがおすすめです。
見頃は8月ごろまで 神奈川県内各地で開花
では、この不思議な植物はいつまで楽しめるのか。
Jタウンネット記者は、神奈川県立大船フラワーセンターにも話を聞きました。
同センターによると、リュウゼツランの見頃は一般的に8月ごろまでを見込むとのこと。一方で、見どころは開花だけではないといいます。
花を咲かせた親株はやがて枯れてしまいますが、花茎には「高芽(たかめ)」と呼ばれる子株がでるため、子株が育つ様子が見られるのもリュウゼツランならではの面白さと教えてくれました。
また現在、同センターには、横浜市内の数か所に加え、藤沢市内の公園(江ノ島サムエル・コッキング苑とみられます)での開花情報も寄せられているといいます。数十年に一度ともいわれる貴重な開花を、身近な場所で目にできるチャンスかもしれません。
横浜市交通局のXの投稿には、7月25日時点で1000件を超える「いいね」が集まるとともに、
「やっと開花した🌼」
「ゴゴスマで観ました 奥平サンが中継していましたね 数年前も横浜市で咲いて中継していたのを覚えています なんか良い事がありそうですね👍✨」
「リュウゼツランってテキーラの原料じゃないですか! なので磯子産のテキーラとか作ったら地元の名物になりそうですね🐥」
といったコメントが寄せられています。
数十年に一度しか見られないリュウゼツランの開花に出会えるチャンスは、あともう少し。
観賞の際は安全を第一に、バスの車窓などから楽しんでみてください。
(ライター/ころんころ)
滝頭営業所のそばでリュウゼツランが開花。
— 横浜市交通局 (@yokohama_koutuu) July 17, 2026
数十年に一度ともいわれる貴重な瞬間に出会えました。
68.102.156.158系統滝頭行きのバス車内から良く見えます。
場所は天神橋~根岸橋間で、進行方向左側です。
バスでお出掛けしてみませんか? #横浜市交通局 #横浜市営バス pic.twitter.com/IPasMSZAZh