私の初めての手料理は、泣きたいほどマズいお好み焼き。厳しくて口うるさい父は、ソレを何も言わずに
今日は2026年6月21日、父の日。愛知県在住の50代女性・みゆさんが、お父さんへの感謝の気持ちを綴ってくれた。
初めての手料理を家族に振舞った、小学生時代の思い出だ。
<みゆさんからのおたより>
小学生の頃、よく友達の家に遊びに行った。
ご両親と勉強のできるお兄さんと、その子の4人家族。
家庭環境の違いを何となく子供心に感じていました。
家族に食べてもらおうと、一人で...
その日は「お昼にお好み焼き作るから一緒に食べていきなよ」と言われ、作り方を教えてもらいながら、初めてのお好み焼きづくり。
ホットプレートなんてうちにはまだなかったし、お好み焼きを家で作れるなんて思ってなかった私には衝撃的でした。
料理を作ったことが嬉しくて、その日の夜、母に同じ材料を買ってもらい、家族に食べてもらおうと、一人で作ってみた。
でも、さっきと何か違う......。
小麦粉が多すぎてボテボテ。
不味い。
大事な夕食なのに、こんなもの。
材料を無駄にしてしまったような気がして、家族に申し訳なくて、恥ずかしくて、泣きたかった。
いつもは厳しくて口うるさい父が
しばらくして、「ごちそうさま」と父の声。
お皿のお好み焼きはキレイになくなっていた。
(こんな不味いのに? 全部食べなくてよかったのに。気持ち悪くならないかな?)
心の中で、ごめんなさいとありがとうが入り混じっていた。
でも嬉しかった。
いつもは厳しくて口うるさい父。
何も言わずに、私の初めての手料理を完食してくれた優しい父。
いつも喧嘩してた両親だったが、いなくなった今、感謝でいっぱいです。
【このコーナーでは読者のみなさんからのおたよりを紹介しています】
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