「ホテルでやけどを負い、救急搬送された0歳息子。診察を受けて帰ろうとしたら、他の患者の家族たちが...」(神奈川県・40代女性)
旅行中に幼い子供が救急搬送される事態に――。
その時、Iさん(投稿時:神奈川県・40代女性)が沖縄で触れたのは、地元民の優しさだった。
<Iさんからのおたより>
次男が1歳になるちょっと前に、最後の育児休暇と思い、2人の子を連れて沖縄に居る友達に会いに行く事にしました。
夫は仕事の都合で2日遅れで合流することになっていて、出発時は初めての3人での旅行。
不安はありましたがなんとかなるだろうと簡単に考えていました。
しかし、無事に沖縄に到着し、その後宿泊先のホテルに着いてお風呂に3人で入っていた時、それは起こりました。
髪の毛を洗っている途中に...
私が髪を洗っている間は、2人の子供達を空っぽの浴槽に入れていました。
しかし、長男が浴槽側のお湯の蛇口を捻っていたのです。私はそのことに気付きませんでした。
髪を洗っている途中で「熱いーっ」と声がしたので子供たちの方を見ると、下の子がなんとも言えぬ表情でこちらを見ています。
出ているお湯を触ってみると、熱湯でした。
入った時は気付かなかったのですが、蛇口には熱湯注意と表記がされていました。
上の子は熱くて立ち上がっていたので大丈夫でしたが、下の子は座ったまま。私は急い子供達を浴槽から出し、洗面所に水を張り冷やしましたが、お尻と足が真っ赤になっていて火傷しているとすぐにわかりました。
私は看護師なのでそれが緊急を要するものなのかそうでないかの判断ができ、すぐホテルの人に連絡を取り救急車を呼んでもらいました。
他の患者の家族たちが...
次男は総合病院で診察を受け、幸い大事には至りませんでしたが数日は治療が必要な状態でした。
診察後にホテルに戻ることになったのですが、時間がかかったので上の子は疲れて待合室で寝てしまっていて、私は下の子を抱っこしている状態です。
どうしようと思っていると、救急診療を受けに来ている他の患者さんのご家族何組かがそんな私達を見て、連携して1人はタクシー呼び、もう1人は上の子を抱っこしてタクシーまで運び、土地勘のない私に病院からホテルまでの大体の距離を教えてくれたのです。
自分のご家族も具合が悪くて受診されているのにも関わらず、素早い連携プレーで私達家族の帰宅を手助けして下さいました。
途中も優しい言葉をかけて頂き、知らない土地で不安だった私は、沖縄の人の温かさに涙が溢れてしまいました。
その後無事にホテルに戻ることができ事なきを得ました。
火傷を負った次男は今では小学3年生になり、火傷の跡も無く元気に育っています。あの時の話を子供達に話し、困っている人が居たら迷わず助けるというのを我が家の家訓として育てています。
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