「雪国に住む利点を活かしていけ!!」 山形・鶴岡で行われた〝盆栽ゲリラ展示会〟に2万人感嘆
「ゲリラ雪中展示会。雪国に住む利点を活かしていけ!!」
2026年1月24日、そんな呟きと共に投稿された写真が、X上で注目されている。
雪中展示会......いったい、何を展示したのだろうか。
塀の上に積もった雪に、四角にくり抜かれた5つの穴。そのそれぞれに、鉢に植えられた植物が飾れれている。
これって、盆栽? 「雪中展示会」って、文字通り〝雪の中〟に盆栽を展示するってことだったのか!
これはたしかに、雪国の特性をうまく活かしたナイスアイデア!
Jタウンネット記者は26日、展示会を行った「鶴岡小品盆栽会」(@TsuruokaBonsai)の広報担当者に話を聞いた。
例年に比べると雪は「少なめ」!?
鶴岡小品盆栽会は、山形県鶴岡市で活動している盆栽愛好会だ。26年で発足から49年目。30代~90代と幅広い年齢層の会員が所属している。
取材に応じた広報担当者ももちろん、盆栽が趣味。「雪中展示会」は同氏が24日の午前9時半ごろ、自宅のブロック塀の上で開催した。
きっかけは、X上で毎月開催されているオンラインの盆栽写真コンテスト「#ツイ盆展(@twibon_ten主催)」。
鶴岡小品盆栽会の広報担当者も既に1作投稿していたものの、他にも何か冬らしい作品ができないか、と考えていたという。
「(最近の鶴岡は)他の地域とは違って例年に比べると比較的雪が少ない方かと思いますが、塀の上に結構雪が積もっていたので定規で適当に四角にくり抜いて象嵌(※)のようにして、5センチより小さい豆盆栽を中に飾る事を思いつきました」(鶴岡小品盆栽会 広報担当者、※象嵌:金属や木材などの表面にくぼみを作り、そこに他の材料をはめ込む装飾技法)
アイデアを思いついてから作成し、撮影を終えるまでは30分程度だったという。まさに「ゲリラ雪中展示会」だ。
「鶴岡は比較的冬も長く、雪が降ると気も沈みがちですが、もし歩いている中でこんな展示があったら楽しいかもな、という気持ちで『ゲリラ雪中展示会。雪国に住む利点を活かしていけ!!』という文言で投稿しました」
10分程度で仕上げた雪の象嵌についてはもっと完成度を高めたかったとのことだが、見ている側としては雪の質感を感じられて、十分に風情たっぷりだと思う。
X上でも2万件以上のいいね(1月28日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「天才か。海外で凄い評価されそう」
「雪とこんなにマッチするなんて思ってもいませんでした」
「ご近所にこんな粋な飾り方をしてるお宅があったら、立ち止まってじっくり眺める不審者ムーブかましますw」
こうした反響について、担当者は
「割と適当に投稿したものだったので、Xの盆栽仲間の中で面白がってもらえればなぁ、くらいの気持ちだったので非常に驚いております。
これをきっかけに皆さんに盆栽やツイ盆展に興味を持ってもらって、あわよくばお近くの盆栽会の展示会や盆栽会自体に入会してくれればなぁと思います。どこの盆栽会も高齢化が著しく、会の維持すらままならないのでバズった事がそれを食い止める一助になれば嬉しいです」
とコメントしている。
ゲリラ雪中展示会。雪国に住む利点を活かしていけ!!#ツイ盆展 pic.twitter.com/1JMGZlK36J
— 鶴岡小品盆栽会 (@TsuruokaBonsai) January 24, 2026