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「結婚3年目の記念に夫と二人で富士登山。体力に自信のない私は、下山中に足が痛くなり...」(愛知県・30代女性)

Jタウンネット読者

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2025.12.12 08:00
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口から出るのは「痛い、痛い」

夫は十数年前と数年前に2度富士山に登頂していて、その時は余裕で夕方には下山が出来たそうです。

だから、今回もそのつもりだったようで、午後2時半頃から下り始め、暗くなる前には五合目まで下山出来ると思っていて、ライトも持ってきていませんでした。

でも実際は登る時くらい時間を掛けて下りることになり、途中で日も暮れてきました。その時点で、往復で買ったバスの帰りの切符は諦めました。

ホテルも取ってあるので一刻も早く下山しなければなりません。けれど足が痛い。思うように進めない......。

下山する人々はどんどん先に...(画像はphotoAC)
下山する人々はどんどん先に...(画像はphotoAC)

そのうち、下山する人もいなくなりました。

19時半頃には、辺りは真っ暗。踏み外さないようにしなければ。

足の痛みに視界の悪さ、ますます降りるのに時間がかかる......。それでも降りるしかない。泣きそうになりながらも下っていきました。

今日のうちに下山出来るのだろうか、動けなくなって朝まで野宿することになるのだろうか、そんな嫌なことばかりを考えてしまう。口から出るのは「痛い、痛い」と訴える言葉だけ。それでも二人で、亀の歩みで下っていきました。

そんな時、後ろから久しぶりの下山者が現れたのです。頭にライトを付いていて、明るい。

「これ以上迷惑かけられない」という気持ちがパワーに
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