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「どう見ても長ネギの化石で笑う」 博物館の展示に16万人驚がく→学芸員「天然無加工です」

福田 週人

福田 週人

2025.04.27 06:00
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石を見てたら長ネギが!?

15日、Jタウンネット記者の取材に応じたgreen101さん。「長ネギの化石」を見つけたのは神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市・以下、地球博物館)でのことだった。

「様々な種類の鉱石が展示されている中、急に長ネギが目に飛び込んできてびっくりしました。どう見ても長ネギにしか見えないのに天然の鉱石というのが信じられなくて笑ってしまいました」(green101さん)

実はこの〝長ネギの化石〟――こと、リチア電気石は、2020年7月末にも〝地球博物館が所蔵する長ネギ〟として話題になったことがある。

Jタウンネットの当時の取材によると、約6億年前に地球の南半球に存在したとされる巨大大陸「ゴンドワナ」ができた時に一緒にできたと考えられる、天然の結晶。ブラジルの有名な鉱物の産地・ミナスジェライス州で発掘されたものだという。

今回、同館の学芸員・夏目樹さんに改めて取材したところ、リチア電気石の特徴について教えてくれた。

「リチア電気石は電気石と呼ばれる鉱物の一種で、主成分の一つにリチウム(Li)を含むことが特徴です。含まれる微量成分によって赤、青、緑といった様々な色合いを呈します」(夏目さん)
カラフルなリチア電気石(画像提供:神奈川県立生命の星・地球博物館)
カラフルなリチア電気石(画像提供:神奈川県立生命の星・地球博物館)

つまり、すべての「リチア電気石」が長ネギのような姿をしているわけではない。たまたま長ネギに見える姿になり、そして、長ネギを愛する日本にやってきたのである。

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