「大雪の日に歩いて出勤していた私。隣を車でゆっくり走っていたカップルが、窓から声をかけてきて...」(三重県・女性)
あれから、30年後...
あの日の事を、今もはっきり覚えています。とても感謝しています。
その後、私は四日市をしばらく離れましたが、また三重に戻ってきました。

そしてとても暑かった7月のある日、四日市駅で外国人女性に声をかけられたのです。
道に迷ったという彼女と一緒に三重交通の案内所に行って時刻を確認すると、2時間も待たなければならないことが判明。仕事がありましたが、このまま知らない土地に若い彼女を置いておく事もできず、こう伝えました。
「私が車で送るね」
30年前、私が乗せてもらったように。今度は、私が娘のような年齢の彼女を車で送りました。
名前も何も分からない。ただ、同じ人として。
若い頃助けてもらった恩返しを、何かの形でこれからもできますように。ありがとう。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)